原子力発電からの脱却求める パルシステム2014年1月6日
「エネルギー基本計画」に意見書提出
生協のパルシステム連合会は、昨年12月27日にパブリックコメントを求めている政府の「エネルギー基本計画に対する意見」を提出した。
この「エネルギー基本計画に対する意見」は、12月6日に政府の総合資源エネルギー調査会基本政策分科会」がとりまとめ、国民からのパブリックコメントを開始していたが、これを受けてパルシステム連合会とパルシステム共済連が連名で、意見を提出した。
このなかでパルシステムは、国民的議論に基づく策定や原子力発電からの脱却を求めている。
◇
その全文は以下の通り。
私たちパルシステムグループは「心豊かなくらしと共生の社会を創ります」を基本理念として活動してきました。2012年にはパルシステムのエネルギー政策として「減らす」「止める」「切り替える」を制定し、「止める」については「速やかに脱原発を実現します」を掲げ、事業と運動を一体的に進めてまいりました。
このほど総合資源エネギー調査会基本分科会がまとめた「エネルギー基本計画に対する意見」について、私たちの基本理念やエネルギー政策に照らし、以下の問題点を指摘いたします。
・「各エネルギー源の位置付け」で原子力をべ一ス電源と位置づけ、原発再稼動を方針化しています。
東京電力福島第一原発事故への真摯な反省に基づいているとは言いがたいと考えます。
・そもそも国民参加の議論が不在のまま、新たなエネルギー基本計画が2014年1月の閣議決定で決められようとしており、あまりに拙速な動きです。
・温暖化防止には再生可能エネルギーや省エネルギーなどの施策強化が必要ですが、今回の本意見の記述では不十分だと考えます。
そこで以下のように意見を表明させていただきます。
1.本意見を撤回し、2012年夏と同様に国民的議論に基づき計画を作成すること。
2.基本計画作成にあたっては以下の視点を活かすこと。
(1)原発事故の反省.教訓に基づき、原子力からの脱却明記すること。
(2)原発施設、サービスの輸出をやめること。
(3)核燃料サイクル計画を中止すること。
(4)エネルギー需要の抑制・電力依存から脱却する政策を打ち出すこと。
(5)温暖化防止には化石燃料依存からの脱却こそ必要であり、再生可能エネルギーを中心としたエネルギー基本計画をつくること。
重要な記事
最新の記事
-
【特殊報】ホウレンソウにクロテンコナカイガラムシ 県内で初めて確認 神奈川県2024年12月23日
-
【注意報】カンキツ類にミカンナガタマムシ 県内全域で多発 神奈川県2024年12月23日
-
24年産新米、手堅い売れ行き 中食・外食も好調 スーパーは売り場づくりに苦労も2024年12月23日
-
「両正条植え」、「アイガモロボ」 2024農業技術10大ニュース(トピック1~5) 農水省2024年12月23日
-
多収米でコメの安定生産・供給体制を 業務用米セミナー&交流会 農水省補助事業でグレイン・エス・ピー ①2024年12月23日
-
多収米でコメの安定生産・供給体制を 業務用米セミナー&交流会 農水省補助事業でグレイン・エス・ピー ②2024年12月23日
-
香港向け家きん由来製品 島根県、新潟県、香川県からの輸出再開 農水省2024年12月23日
-
農泊 食文化海外発信地域「SAVOR JAPAN」長野、山梨の2地域を認定 農水省2024年12月23日
-
鳥インフル 米アイダホ州、ネブラスカ州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年12月23日
-
農林中金 当座預金口座規定を改正2024年12月23日
-
農林中金 変動金利定期預金と譲渡性預金の取り扱い終了2024年12月23日
-
「JA全農チビリンピック2024」小学生カーリング日本一は「札幌CA」2024年12月23日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」栃木県で三ツ星いちご「スカイベリー」を収穫 JAタウン2024年12月23日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」大分県で「地獄めぐり」満喫 JAタウン2024年12月23日
-
「全農親子料理教室」横浜で開催 国産農畜産物で冬の料理作り JA全農2024年12月23日
-
「愛知のうずら」食べて応援「あいちゴコロ」で販売中 JAタウン2024年12月23日
-
Dow Jones Sustainability Asia Pacific Indexの構成銘柄7年連続で選定 日産化学2024年12月23日
-
「東北地域タマネギ栽培セミナー2025」1月に開催 農研機構2024年12月23日
-
NTTグループの開発した農業用国産ドローンの取り扱い開始 井関農機2024年12月23日
-
北海道立北の森づくり専門学院 令和7年度の生徒を募集2024年12月23日