宮城で海苔用ダンボールの費用助成 農林中金2014年1月16日
農林中央金庫は東日本大震災被災地の農林水産業復興に向けた「復興支援プログラム」を活用して宮城県漁協へ海苔の共同出荷用ダンボールケースの費用を助成した。1月14日にJFみやぎ塩釜総合支所で贈呈式を行った。
同金庫は、これまでも復興支援プログラムを活用し、宮城、岩手の漁協への支援を行ってきた。
海苔の養殖は宮城県の主力漁業のひとつであり、生産者の協業化や国の補助事業の活用などにより生産量が本格的に回復してきたことで、現場からの支援の要請があり、同金庫がそれに応じた。
助成は平成25、26年の2年間。養殖漁業者が購入する共販用ダンボールの購入価格約340円(1個)のうち300円を支援する。2年間で約28万ケース、計約8400万円を助成する予定。
贈呈式で、西沢肇農林中央金庫復興対策部長は「震災で宮城の海苔養殖も大変な被害を受けたが、年を追って生産が戻ってきていると聞く。共販ダンボールの費用助成が、みちのく寒流のりをはじめ、宮城県の漁業の復旧・復興の後押しとなれば」とあいさつした
菊地伸悦JFみやぎ経営管理委員会会長は、前年に引き続いての助成に感謝し、「今年も安全で品質の高い海苔を出荷したい」と期待を込めた。相澤良弘同海苔部会長は「震災で陸上施設の多くが損壊し、またともに海苔養殖をがんばってきた仲間を失ったが、いまでは徐々に生産も戻ってきている。こうした時期に共販ダンボールの費用助成を頂き、感謝の気持ちでいっぱい」と謝辞を述べた。
(写真)
金庫復興対策部の西沢部長(左)から、宮城県漁協相澤海苔部会長へ目録贈呈
(関連記事)
・JA貯金、伸び率2.1% 農林中金(2013.12.27)
・岩手の魚市場へスカイタンク贈る 農林中金(2013.12.20)
・【訃報】角道謙一さん(元農林中金理事長)死去(2013.12.10)
・JA貯金、伸び率1.9% 農林中金(2013.12.02)
・経常利益1435億円 農林中金26年度半期決算(2013.11.22)
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 高知県2024年7月16日
-
【注意報】イネカメムシ 県内全域で多発のおそれ 鳥取県2024年7月16日
-
30年目を迎えたパルシステムの予約登録米【熊野孝文・米マーケット情報】2024年7月16日
-
JA全農、ジェトロ、JFOODOが連携協定 日本産農畜産物の輸出拡大を推進2024年7月16日
-
「雨にも負けず塩にも負けず」環境変動に強いイネを開発 島根大学・赤間一仁教授インタビュー2024年7月16日
-
藤原紀香がMC 新番組「紀香とゆる飲み」YouTubeで配信開始 JAタウン2024年7月16日
-
身の回りの国産大豆商品に注目「国産大豆商品発見コンクール」開催 JA全農2024年7月16日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」鹿児島県で黒酢料理を堪能 JAタウン2024年7月16日
-
【役員人事】ジェイエイフーズおおいた(6月25日付)2024年7月16日
-
【人事異動】ジェイエイフーズおおいた(4月1日付)2024年7月16日
-
日清食品とJA全農「サプライチェーンイノベーション大賞」で優秀賞2024年7月16日
-
自然派Style ミルクの味わいがひろがる「にくきゅうアイスバー」新登場 コープ自然派2024年7月16日
-
熊本県にコメリパワー「山鹿店」28日に新規開店2024年7月16日
-
「いわて農業未来プロジェクト」岩手県産ブランドキャベツ「いわて春みどり」を支援開始2024年7月16日
-
北海道で農業×アルバイト×観光「農WORK(ノウワク)トリップ」開設2024年7月16日
-
水田用除草ロボット「SV01-2025」受注開始 ソルトフラッツ2024年7月16日
-
元気な地域づくりを目指す団体を資金面で応援 助成総額400万円 パルシステム神奈川2024年7月16日
-
環境と未来を学べる体験型イベント 小平と池袋で開催 生活クラブ2024年7月16日
-
ポーランドからの家きん肉等の一時輸入停止を解除 農水省2024年7月16日
-
JAタウンのショップ「ホクレン」北海道産メロンが当たる「野菜BOX」発売2024年7月16日