「決議」必ず実現を 萬歳JA全中会長が談話2014年2月26日
JA全中の萬歳章会長はシンガポールで開かれたTPP閣僚会合に関する談話を2月25日発表した。
談話では、米国議会が大統領に交渉権限を与えるTPA(大統領貿易促進権限)の成立が見通せない状況での会合だったことを指摘、そのために「米国が強靱な姿勢に終始したことから、交渉において各国との溝は縮まらず大筋合意に至らなかった」とした。
一方、米国など食料輸出国の農業団体から関税撤廃圧力が強まるなか、日本政府は「甘利大臣をはじめとする政府交渉団が国会および自民党による決議を遵守して強い交渉力を持って交渉にあたり、わが国の国益を守り、引き続き交渉継続となった」と評価した。
そのうえで4月下旬のオバマ大統領の来日を含むアジア歴訪、5月のAPEC(アジア太平洋経済協力会議)貿易大臣会合を見据えると「予断を許さない極めて厳しい状況が続くことになる」として、「JAグループとしては交渉がいかなる状況となった場合でも政府方針となっている国会および自民党による決議が必ず実現され、農林水産業が持続的に発展していくよう、一層の国民理解を得ながら組織の総力を挙げて全力で取り組んでいく」と改めて表明した。
(関連記事)
・民主党・玄葉氏がTPP閣僚会合で声明(2014.02.26)
・決議実現を! TPP緊急全国要請集会 JA全中(2014.02.21)
・TPP 譲歩なら撤退すべき-官邸前で抗議(2014.02.19)
・TPPで緊急全国要請集会-JA全中(2014.02.18)
・共同参画一層の前進 JA全国女性大会(2014.01.22)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(130)-改正食料・農業・農村基本法(16)-2025年2月22日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(47)【防除学習帖】第286回2025年2月22日
-
農薬の正しい使い方(20)【今さら聞けない営農情報】第286回2025年2月22日
-
全76レシピ『JA全農さんと考えた 地味弁』宝島社から25日発売2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2025年2月21日
-
農林中金 新理事長に北林氏 4月1日新体制2025年2月21日
-
大分いちご果実品評会・即売会開催 大分県いちご販売強化対策協議会2025年2月21日
-
大分県内の大型量販店で「甘太くんロードショー」開催 JAおおいた2025年2月21日
-
JAいわて平泉産「いちごフェア」を開催 みのるダイニング2025年2月21日
-
JA新いわて産「寒じめほうれんそう」予約受付中 JAタウン「いわて純情セレクト」2025年2月21日
-
「あきたフレッシュ大使」募集中! あきた園芸戦略対策協議会2025年2月21日
-
「eat AKITA プロジェクト」キックオフイベントを開催 JA全農あきた2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付、6月26日付)2025年2月21日
-
農業の構造改革に貢献できる組織に 江藤農相が農中に期待2025年2月21日
-
米の過去最高値 目詰まりの証左 米自体は間違いなくある 江藤農相2025年2月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】有明海漁業の危機~既存漁家の排除ありき2025年2月21日
-
村・町に続く中小都市そして大都市の過疎(?)化【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第329回2025年2月21日
-
(423)訪日外国人の行動とコメ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月21日
-
【次期酪肉近論議】畜産部会、飼料自給へ 課題噴出戸数減で経営安定対策も不十分2025年2月21日
-
「消えた米21万トン」どこに フリマへの出品も物議 備蓄米放出で米価は2025年2月21日