川内原発再稼働に反対 パルシステム生協連がパブコメ2014年8月1日
パルシステム生協連は、原子力規制委員会がまとめた「審査書案」に対して、「住民の安全確保が不十分な原発再稼働に強く反対」するというパブリックコメントを提出した。
原子力規制員会は7月16日に九州電力川内原子力発電所1、2号機について、事実上の合格証にあたる「審査書案」をとりまとめ、8月15日まで、国民からの意見(パブリックコメント)を募集しており、パルシステムはこの川内原発の再稼働に「強く反対」し「審査書案」の撤回を求める意見書を提出した。
その概略は以下の通り。
【パルシステム意見書の概略】
撤回を求める理由は、
1.火山影響評価では噴火の予測はできないとの専門家の警告を認めながらも審査では無視し、自ら定めた「原子力発電所の火山影響評価ガイド」にも違反している。
2.重大事故時に生じる汚染水が海などへ流出することを防止する対策が全くとられていない。
3.重大事故時の格納容器破損や水素爆発の可能性について、解析コードの信頼性を確認するためのクロスチェック解析が行われておらず、防止対策が十分でない。
4.地震動の想定が過小評価になっている。
5.事故時の住民の避難計画が自治体まかせになってしまっている。
(関連記事)
・「森の産直」で新商品開発 パルシステム(2014.07.17)
・予約登録米が20万人突破 パルシステム(2014.06.11)
・雪害支援で5000万円カンパ パルシステム(2014.06.06)
・広がる生協の「地域見守り協定」(2014.04.11)
・GM作物政策、安全性評価不十分 パルシステム(2014.04.09)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(130)-改正食料・農業・農村基本法(16)-2025年2月22日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(47)【防除学習帖】第286回2025年2月22日
-
農薬の正しい使い方(20)【今さら聞けない営農情報】第286回2025年2月22日
-
全76レシピ『JA全農さんと考えた 地味弁』宝島社から25日発売2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2025年2月21日
-
農林中金 新理事長に北林氏 4月1日新体制2025年2月21日
-
大分いちご果実品評会・即売会開催 大分県いちご販売強化対策協議会2025年2月21日
-
大分県内の大型量販店で「甘太くんロードショー」開催 JAおおいた2025年2月21日
-
JAいわて平泉産「いちごフェア」を開催 みのるダイニング2025年2月21日
-
JA新いわて産「寒じめほうれんそう」予約受付中 JAタウン「いわて純情セレクト」2025年2月21日
-
「あきたフレッシュ大使」募集中! あきた園芸戦略対策協議会2025年2月21日
-
「eat AKITA プロジェクト」キックオフイベントを開催 JA全農あきた2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付、6月26日付)2025年2月21日
-
農業の構造改革に貢献できる組織に 江藤農相が農中に期待2025年2月21日
-
米の過去最高値 目詰まりの証左 米自体は間違いなくある 江藤農相2025年2月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】有明海漁業の危機~既存漁家の排除ありき2025年2月21日
-
村・町に続く中小都市そして大都市の過疎(?)化【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第329回2025年2月21日
-
(423)訪日外国人の行動とコメ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月21日
-
【次期酪肉近論議】畜産部会、飼料自給へ 課題噴出戸数減で経営安定対策も不十分2025年2月21日
-
「消えた米21万トン」どこに フリマへの出品も物議 備蓄米放出で米価は2025年2月21日