25年耕地利用率91.8% 前年と変わらず2014年8月27日
農水省は8月26日、全国の平成25年農作物作付面積と耕地利用率の調査結果を公表した。田畑合計の作付面積は416万7000ha、耕地利用率は91.8%で、ともに前年並だった。
【田】
作付け延べ面積は228万haで前年とほぼ同じだったが、耕地利用率は92.5%で前年に比べて0.2ポイント上がった。
地域別では、北海道が20万9700haで1100ha減だが、都府県が207万1000haで2000ha増えた。東北が52万9300haで4900ha増、北陸が25万5200haで1200ha増だったが、そのほかの地域では200?1000haほどの減だった。
作物別では水陸稲が159万7000haで、前年比1万8000ha増だったが、そのほかの作物はすべて前年比減だった。
【畑】
作付け延べ面積は188万7000haで前年に比べて1万4000ha(1%)減だった。麦、雑穀、豆類以外の作物が前年比減だった。とくに飼肥料作物が6100ha減の82万8600ha、野菜が4300ha減の39万900ha、果樹が3300ha減の23万7000haと、いずれも1%減った。耕地利用率も91.1%で前年に比べて0.3ポイント低下した。
作付面積は、地域別でもすべての地域で前年比減だった。北海道が93万5500haで前年比2800ha減、都府県が95万1600haで同1万1400ha減だった。都道府県別で見ても、茨城が200ha増の5万8100haだったほかは、富山、福井、滋賀、兵庫の4県がそれぞれ10?60haの微増だった一方、このほかの42都道府県はすべて前年比減。北海道以外でもっとも作付面積の減少が大きかったのは青森で、1100ha減の5万7600haだった。
(関連記事)
・(83)忘れてはならない自給率目標の経緯(2014.04.07)
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・農作物の作付面積418万ha 耕地利用率92%(2013.12.04)
・耕地面積453万7000ha、0.3%減 農水省(2013.10.25)
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