防災重点ため池2000か所 農水省が一斉点検2014年9月2日
下流に人家や公共施設などがあって、決壊すると被害が想定され、より詳細な調査を必要とするため池が全国で2056か所あることが、このほど実施した農水省の一斉点検で分かった。
近年の豪雨や大規模地震等への備え、施設の現状を把握するとともに、被災の可能性や周辺への影響度をあらためて確認し、今後の効率的かつ重点的なため池の防災・減災対策の推進に活用する。
平成25年度に4万6107か所のため池を点検したところ、施設が決壊した場合に影響を与えるおそれのある防災重点ため池のうち、2056か所が洪水流下能力や耐震性能などに問題があり、より詳細な調査を要することが分かった。
より詳細な点検が必要なため池については、地方公共団体で、今後追加調査委を実施、対策が必要かどうかを判断し、ハードとソフトを組み合わせた防災・減災対策を行う。
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