防災重点ため池2000か所 農水省が一斉点検2014年9月2日
下流に人家や公共施設などがあって、決壊すると被害が想定され、より詳細な調査を必要とするため池が全国で2056か所あることが、このほど実施した農水省の一斉点検で分かった。
近年の豪雨や大規模地震等への備え、施設の現状を把握するとともに、被災の可能性や周辺への影響度をあらためて確認し、今後の効率的かつ重点的なため池の防災・減災対策の推進に活用する。
平成25年度に4万6107か所のため池を点検したところ、施設が決壊した場合に影響を与えるおそれのある防災重点ため池のうち、2056か所が洪水流下能力や耐震性能などに問題があり、より詳細な調査を要することが分かった。
より詳細な点検が必要なため池については、地方公共団体で、今後追加調査委を実施、対策が必要かどうかを判断し、ハードとソフトを組み合わせた防災・減災対策を行う。
(関連記事)
・農村の役割 認識高まる 内閣府が世論調査(2014.08.18)
・中山間地の直接支払68万ha超(2014.07.07)
・雪害対策で奮闘するJA全農(2014.03.20)
・営農継続へ支援 農水省の豪雪被害対策(2014.02.25)
・世界中の農業環境の変化、簡単に検索・閲覧(2014.01.10)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(159)-食料・農業・農村基本計画(1)-2025年9月13日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(76)【防除学習帖】第315回2025年9月13日
-
農薬の正しい使い方(49)【今さら聞けない営農情報】第315回2025年9月13日
-
【人事異動】JA全中(10月1日付)2025年9月12日
-
【注意報】野菜類、花き類、豆類にハスモンヨトウ 県内全域で多発のおそれ 兵庫県2025年9月12日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政も思い切りやってほしかった 立憲民主党農林漁業再生本部顧問・篠原孝衆議院議員2025年9月12日
-
【石破首相退陣に思う】破られた新しい政治への期待 国民民主党 舟山康江参議院議員2025年9月12日
-
【石破退陣に思う】農政でも「らしさ」出しきれず 衆議院農水委員会委員・やはた愛衆議院議員(れいわ新選組)2025年9月12日
-
ドローン映像解析とロボットトラクタで実証実験 労働時間削減と効率化を確認 JA帯広かわにし2025年9月12日
-
スマート農業の実践と課題を共有 音更町で研修会に150名参加2025年9月12日
-
【地域を診る】個性を生かした地域づくり 長野県栄村・高橋彦芳元村長の実践から学ぶ 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年9月12日
-
(452)「決定疲れ」の中での選択【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年9月12日
-
秋の味覚「やまが和栗」出荷開始 JA鹿本2025年9月12日
-
「令和7年台風第15号」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年9月12日
-
成長軌道の豆乳市場「豆乳の日」前に説明会を実施 日本豆乳協会2025年9月12日
-
スマート農園を社会実装「品川ソーシャルイノベーションアクセラレーター」に採択 OYASAI2025年9月12日
-
ご当地チューハイ「寶CRAFT」<大阪泉北レモン>新発売 宝酒造2025年9月12日
-
「卵フェスin池袋2025」食べ放題チケット最終販売開始 日本たまごかけごはん研究所2025年9月12日
-
「日本酒イベントカレンダー 2025年9月版」発表 日本酒造組合中央会2025年9月12日