木質バイオマス発電事業へ出資 東北3生協など2014年9月25日
日本生協連と東北3生協
日本生協連といわて生協、みやぎ生協、コープ東北サンネット事業連の4者は9月24日、日本紙パルプ商事(株)と新エネルギー開発(株)の共同出資事業会社の(株)野田バイオパワーJPへの出資を決めた。
s 日本生協連は、原発に頼らないエネルギー政策の実現と持続可能な社会をめざす立場から、全国7カ所の物流施設に太陽光発電設備を設置。さらに再生可能エネルギーの発電と利用を一体的にすすめるために、自家需要をまかなう新電力会社(PPS)(株)地球クラブを今年6月に設立している。
今回の出資を通じて、地球クラブでは再生可能エネルギー電力の調達を行い、日本生協連事業所などへの供給を行う。また、東北の3生協も野田バイオパワーJPへの出資を通して電力事業に参加する。
(株)野田バイオパワーJPの所在地は、岩手県九戸」群野田村。木質バイオマス発電・出力1万4000kw、年間総発電量9648万kwh(一般家庭約2万6800世帯の年間使用量に相当)。使用燃料は、未利用木材、樹皮、剪定枝、パームヤシの種殻など年間約14万トン。使用燃料の調達先は、野田村森林組合や岩手県内の森林組合および林業者となっている。発電開始は平成28年4月の予定。
資本金は5億2000万円で、日本紙パルプ商事が70%、新エネルギー開発が20%、生協4者計10%(日本生協連9%、東北3生協計1%)の資本構成となっている。
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