6次産業化事業 2000件越す2014年11月5日
農水省は10月31日、同日現在の全国の6次産業化事業計画数を公表した。5月末に比べて81件増え、これまでの累計件数が2002件となった。
この事業化計画数は、平成22年に制定された「六次産業化・地産地消法」に基づいて申請された事業計画数のうち、認定されたものの件数だ。事業計画には、農林漁業者が主体となって生産・加工・販売などを行う「総合化事業計画」と、民間事業者が研究開発やその成果の利用を行う「研究開発・成果利用事業計画」の2種類があり、2002件の内訳は総合化が1976件、研究開発・成果利用が26件だった。
総合化事業を種類別にみると、農畜産物が1749件で全体の約9割を占め、水産が140件、林産が87件となっている。品目別割合では野菜が31.8%でトップ、次いで果樹18.7%、米と畜産物がともに11.6%、水産物5.4%と続く。
事業計画の内容では、加工・直売がトップの68.3%、2位が加工のみ20.9%、3位が加工・直売・レストラン6.2%で、この3事業で全体の95%となる。このほか、直売のみ2.6%、輸出のみ0.4%などがある。
都道府県別では北海道が111件でトップ。次いで兵庫93件、長野87件、宮崎75件、熊本73件だった。
(関連記事)
・日本の食でおもてなし 観光と連携し食材発信(2014.10.28)
・【インタビュー】歌手・加藤登紀子さん 「生きるとは土を耕すこと」(2014.10.27)
・【特集にあたって】農協が地域を創生する(2014.10.22)
・農業WGが議論再開 農協改革も点検(2014.10.21)
・農業者を愚弄する所得倍増計画(2014.10.14)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(133)-改正食料・農業・農村基本法(19)-2025年3月15日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(50)【防除学習帖】第289回2025年3月15日
-
農薬の正しい使い方(23)【今さら聞けない営農情報】第289回2025年3月15日
-
イタリア旅行の穴場【イタリア通信】2025年3月15日
-
政府備蓄米 初回9割落札 60kg2万1217円 3月末にも店頭へ2025年3月14日
-
【人事異動】JA全共連(4月1日付)2025年3月14日
-
【人事異動】JA全中(4月1日付)2025年3月14日
-
(426)「豆腐バー」の教訓【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年3月14日
-
実需者と結びつきある飼料用米 支援継続を 日本農業法人協会2025年3月14日
-
オホーツクの恵み 完熟カボチャからフレークとパウダー JAサロマ2025年3月14日
-
日本一の産地の玉ねぎがせんべいに 産地の想い届ける一品 JAきたみらい(北海道)2025年3月14日
-
みおしずくがクッキーに 日野菜漬はふりかけに JAグリーン近江(滋賀県)2025年3月14日
-
地域の歴史受け継ぎ名峰・富士の恵み味わう かがり火大月みそ JAクレイン(山梨県)2025年3月14日
-
【人事異動】JA全厚連(4月1日付)2025年3月14日
-
高まるバイオスティミュラント普及への期待 生産者への広報活動を強化 日本バイオスティミュラント協議会2025年3月14日
-
岩手県大船渡市大規模火災での共済金手続きを簡素化 JA共済連2025年3月14日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第107回2025年3月14日
-
3月14日は「蚕糸の日」 大日本蚕糸会2025年3月14日
-
種苗・農産物輸出の拡大に向けた植物検疫のボトルネック解消「農研植物病院」へ出資 アグリビジネス投資育成2025年3月14日
-
【役員人事】農中信託銀行(4月1日付)2025年3月14日