実質収入も消費支出も減少 総務省「家計調査」2014年11月17日
総務省は11月14日に「家計調査報告(家計収支編)」の7?9月期平均(速報)を公表した。
これによると、勤労者世帯の1カ月平均の実収入は、総世帯は43万2598円で、前年同期比(7?9月、以下同じ)が名目0.9%減、実質4.7%減。2人以上の世帯は、48万289円で、名目2.1%減、実質5.9%減となっている。勤労者世帯の実質収入は2013年3期(7?9月期)以降連続して5期減少している。
勤労者世帯の収入の内訳をみると、世帯主収入が実質4.7%減、配偶者の実質収入が8.3%減、他の世帯員収入が20.8%減といずれも減少し、非消費支出を除いた可処分所得が実質4.1%の減少となっている。
一方、1世帯当たりの1カ月平均の消費支出は、総世帯は24万1556円で、名目1.5%減、実質5.3%減。2人以上世帯は27万9214円で名目1.6%減、実質5.4%減。単身世帯は15万7316円で、名目1.1%増、実質2.8%減と、いずれも実質消費は前年同期を下回っている。総世帯および2人以上世帯は、今年2期(4?6月期)から、単身世帯は2013年4期(10?12月期)から連続で実質消費が前年同期比で減少している。
また、2010年を100として消費支出(季節調整済実質指数)をみると、今期(7?9月)は、総世帯が93.7%、2人以上世帯が93.9%、単身世帯が96.2%といずれもかなり減少していることが分かる。
(関連記事)
・実質賃金下がり物価は上がる 総務省(2014.11.04)
・【シリーズ・いま!食のマーケットは】第6回 環境変化からニーズを見つける(2014.10.17)
・消費税10%引き上げに意見書 コープネット(2014.10.14)
・【景気動向】落ち込む消費 停滞する景気(2014.10.07)
・JAバンク優績店舗を表彰 農林中金(2014.09.16)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(133)-改正食料・農業・農村基本法(19)-2025年3月15日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(50)【防除学習帖】第289回2025年3月15日
-
農薬の正しい使い方(23)【今さら聞けない営農情報】第289回2025年3月15日
-
イタリア旅行の穴場【イタリア通信】2025年3月15日
-
政府備蓄米 初回9割落札 60kg2万1217円 3月末にも店頭へ2025年3月14日
-
【人事異動】JA全共連(4月1日付)2025年3月14日
-
【人事異動】JA全中(4月1日付)2025年3月14日
-
(426)「豆腐バー」の教訓【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年3月14日
-
実需者と結びつきある飼料用米 支援継続を 日本農業法人協会2025年3月14日
-
オホーツクの恵み 完熟カボチャからフレークとパウダー JAサロマ2025年3月14日
-
日本一の産地の玉ねぎがせんべいに 産地の想い届ける一品 JAきたみらい(北海道)2025年3月14日
-
みおしずくがクッキーに 日野菜漬はふりかけに JAグリーン近江(滋賀県)2025年3月14日
-
地域の歴史受け継ぎ名峰・富士の恵み味わう かがり火大月みそ JAクレイン(山梨県)2025年3月14日
-
【人事異動】JA全厚連(4月1日付)2025年3月14日
-
高まるバイオスティミュラント普及への期待 生産者への広報活動を強化 日本バイオスティミュラント協議会2025年3月14日
-
岩手県大船渡市大規模火災での共済金手続きを簡素化 JA共済連2025年3月14日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第107回2025年3月14日
-
3月14日は「蚕糸の日」 大日本蚕糸会2025年3月14日
-
種苗・農産物輸出の拡大に向けた植物検疫のボトルネック解消「農研植物病院」へ出資 アグリビジネス投資育成2025年3月14日
-
【役員人事】農中信託銀行(4月1日付)2025年3月14日