第2回農業検定試験を実施 全国農協観光協会2014年11月26日
日本農業の理解者・応援団を育成
日本の農業と食の安全・安心に対する関心が高まるなか、文化的、産業的側面からも農業の重要性が認識されるようになってきた。こうした背景を踏まえ、一般社団法人全国農協観光協会では、「良き農業の理解者・応援団」を増やしていくことを目的に、「日本農業検定」の普及に取り組んでいる。
この検定では、農業の基礎知識として「栽培」「食」「環境」「農業全般」の4分野を段階的に修得できるようになっている。第1回目の平成25年度「日本農業検定」では、3級試験が26年1月14?20日に実施され、全国の小中高生、学生、JA職員などのべ615人が受験した。
「日本農業検定3級」(農検3級)は、農業を初めて学ぶ人の入門・基礎検定、同2級は、家庭菜園経験者などの初級・初心者レベルの検定だ。27年1月に開催される26年度「日本農業検定」では、2級・3級検定試験が実施される。
今回の農検3級は、「栽培」「食」の2分野と「環境」「農業全般」のごく基礎的な問題、特にコンテナ栽培を中心に8作物の栽培方法など50問が出題される。解答時間は40分で、合格には正解率60%以上が必要だ。
同農検2級は、3級よりも広範囲でより深い知識が求められる。小規模露地栽培での15作物の栽培方法など、70問が出題される。解答時間は60分で、合格には正解率60%以上が求められる。
申込期間は、準会場・公開会場試験で26年10月1日?11月29日、CBT会場試験で26年10月1日?12月25日まで。
試験日は個人受験者で、公開会場=27年1月17日、CBT会場=27年1月7日?1月20日まで。団体受験者は準会場(学校・その他団体)で27年1月14日?1月20日まで。
受験料は個人:3級3600円・2級4100円、団体:3級・小中学校1300円、2級1500円、高校・3級1500円、2級1700円、専門学校・3級2000円、2級2200円、その他団体・3級3250円、2級3700円。
また「日本農業検定」3級テキスト1250円、同2級テキスト1667円(ともに税別)も販売されている。
問い合わせは、全国農協観光協会内日本農業検定事務局(TEL:03-5297-0325)まで。
(写真)
日本農業検定2級テキスト(左)と3級テキストの表紙
(関連記事)
・大賞にカゴメ FANアワード2014(2014.11.12)
・【人事速報】農協観光 新社長に藤本隆明氏(2014.06.27)
・震災復興は最優先 JAグループ支援息長く(2014.03.18)
・農協観光、福島県泉崎村で太陽光発電所(2013.08.29)
・取扱高818億円で増収増益 農協観光(2013.06.28)
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(132)-改正食料・農業・農村基本法(18)-2025年3月8日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(49)【防除学習帖】第288回2025年3月8日
-
農薬の正しい使い方(22)【今さら聞けない営農情報】第288回2025年3月8日
-
魚沼コシで目標販売価格2.8万~3.3万円 JA魚沼、生産者集会で示す 農家から歓迎と激励2025年3月7日
-
日本人と餅【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第331回2025年3月7日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「コメ騒動」の原因と展望~再整理2025年3月7日
-
(425)世界の農業をめぐる大変化(過去60年)【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年3月7日
-
ラワンぶきのふきのとうから生まれた焼酎 JAあしょろ(北海道)2025年3月7日
-
寒暖差が育んだトマトのおいしさ凝縮 JA愛知東(愛知)2025年3月7日
-
給付還元利率 3年連続引き上げ 「制度」0.02%上げ0.95%に JA全国共済会2025年3月7日
-
「とやまGAP推進大会」に関係者約70人が参加 JA全農とやま2025年3月7日
-
新潟県産チューリップ出荷最盛期を前に「目合わせ会」 JA全農にいがた2025年3月7日
-
新潟空港で春の花と「越後姫」の紹介展示 JA全農にいがた、新潟市2025年3月7日
-
第1回ひるがの高原だいこん杯 だいこんを使った簡単レシピコンテスト JA全農岐阜2025年3月7日
-
令和7年度は事業開拓と業務効率化を推進 日本穀物検定協会2025年3月7日
-
【スマート農業の風】(12)ドローン散布とデータ農業2025年3月7日
-
小麦ブランの成分 免疫に働きかける新機能を発見 農研機構×日清製粉2025年3月7日
-
フードロス削減へ 乾燥野菜「野菜を食べる」シリーズ発売 農業総研×NTTアグリ2025年3月7日
-
外食市場調査1月度市場規模は3066億円2019年比94.6% コロナ禍以降で最も回復2025年3月7日
-
45年超の長期連用試験から畑地土壌炭素貯留効果を解明 国際農研2025年3月7日