農協改革、内閣一体で取り組む 西川農相2015年1月28日
西川公也農林水産大臣は1月27日に農水省で臨時幹部会を開き、農協改革に「内閣一体で取り組む」と、幹部職員に指示した。
農相は幹部会で「われわれは改革をやると決めた。総理も官房長官もこれは必ずやり抜くという。官房長官から農水省一丸となって難しい状況を切り抜けてほしいと指示があった」と話した。
そのうえで中央会改革について「昨年6月に自律的な新たな制度で進んでいただくと、党と政府一体で決めた。この大前提に向かって改革を進めていきたい」、「何としてもこの改革を乗り切るということを再確認し、内閣一体として取り組んでいきたい」と強調した。
また、記者団に対して中央会について「新しい制度で発足することになると、今までの制度とは変わる。こういう受け止めをしてほしい」と中央会監査制度から公認会計士監査に移行させる考えを改めて示唆した。
自民党では農協改革等法案検討PTが連日開かれており、27日は農業者からのヒアリングを行った。30日には農水省が法案改正の検討状況について報告することになっている。西川農相は「党での議論を分析する。自公両党から要請も来るが、それを見ながら私どもの考えを伝えることになる」などと述べた。
(写真)
農水省の臨時幹部会であいさつする西川農相
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