農家所得向上との関連 「法案作成で説明を」2015年2月13日
萬歳全中会長が会見
JA全中の萬歳章会長は2月12日、外国特派員協会で記者会見し農協改革が農家の所得増加にどう結びつくのか、今後の法案作成の過程でも引き続き政府に説明を求めていく考えを強調した。
来日していたICA(国際協同組合同盟)のグリーン会長、バンセル理事とともに会見した。
萬歳会長は9日に農協改革の骨格案について政府・自民党に了承すると伝えたことについて「おおむねわれわれの考えと一緒だと、先般、判断した。ただ、中央会制度の組織改編が農業所得にどうつながっていくのか説明が足りない状況にある。明確に政府のほうから説明願いたい」と述べ「これから法律案を作る際には細部にわたって検討してもらいたい。その点がまだ残念だ」と強調した。
一方、中央監査制度の改革については「全中にある監査機構を外出ししても内容的には変わらないということを担保すると政府・自民党の考え方のなかで示された」と話し「その線に沿って法律案の内容を詰めていただきたい」と政府に求めた。 こうした点ととともに「准組合員の利用制限については5年間は状況をみるということになった。それも含めておおむね了解した」と話した。
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