ミラノ万博「食」テーマに5月開幕 JAグループも協賛2015年3月10日
「食」をテーマにしたミラノ国際博覧会が5月1日に開幕する。日本政府も日本館に日本食レストランやフードコートを設置して日本食や食文化、自然と共生する農林水産業の価値などを発信する。JAグループは最大の協賛団体で7月に日本館内で農業生産や食生活の多様性を紹介する展示などを行う。
ミラノ国際博覧会は、5年に1回開かれる大規模国際博覧会として5月1日から10月31日までイタリアのミラノで開かれる。 テーマは「地球に食料を、生命にエネルギーを」。148か国・地域・国際機関が参加を表明しており、期間中、約2000万人の入場者が想定されている。
日本は経済産業省と農林水産省が幹事省となりジェトロ(日本貿易振興機構)を参加機関として開幕に向け準備を進めている。日本館のテーマは「共存する多様性」。自然と寄り添い多様な恵みを育んできた農林水産業をベースにさまざまな知恵と技が凝縮された日本の食、食文化を軸に展示し、それらが持続可能な未来社会を拓くことをアピールする。
自然と共生する農業のシンボルとしてコウノトリを紹介するほか、食では出汁やうま味など優れた日本食を体験できる場としてレストランも展開する。
日本館の広さ(敷地面積)は約4100平方メートルで参加国中5番目の広さだという。イベント広場も設置して、食による地域おこしに取り組んでいる自治体や団体からも日本食や多様な食文化を世界にアピールするため56の自治体・団体がこの万博に参加する。
ミラノ万博に参加するための費用は総額75億円で、このうち50億円を農水省と経産省の予算で措置しているが、残りは企業などからの献金。JAグループは約10億円を協力することになっており、最大の協賛団体。7月9日から7日間の予定で農業生産と食生活に多様性についての展示を日本館で行う。
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