諫早湾干拓開門問題の佐賀地裁決定で林大臣がコメント2015年3月25日
諫早湾干拓地潮受堤防の排水門開門問題で、3月24日、佐賀地裁決定について、林農林水産大臣がコメントを公表した。
佐賀地裁は、開門に係る間接強制について、間接強制金の額を1日当たり債権者(45名)それぞれにつき1万円(総額45万円)から、2万円(総額90万円)に引き上げる旨の決定をした。
この決定に対して、国は、即日、福岡高裁に対して抗告するとともに、強制執行の停止を申し立てた。
このことについて林大臣は「国としては、開門しても、しなくても間接強制金を支払う義務を負っている状況に変わりはなく、今般の決定により一層厳しい状況に置かれることとなったと認識しています。このため、本件をめぐる一連の訴訟について、速やかに最高裁判所の統一的な判断を求めていく必要があると考えており、引き続き関連訴訟に適切に対応するとともに、問題の解決に向け、関係者間の接点を探る努力を続けて」いくとのコメントを公表した。
(関連記事)
・諫早湾開門、最高裁が抗告棄却 農相がコメント(2015.01.27)
・諫早湾の開門調査、防災など対策工事に1077億円 農水省(2011.06.16)
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