木材自給率26年ぶりに30%台に 林野庁2015年10月1日
林野庁は、平成26年の木材需給に関するデータを集約・整理した「木材需給表」をまとめ公表した。
今回の木材需給表から、最近増加している木質バイオマス発電施設等で利用している木材チップを加え、従来は年2回(6月、12月)公表していたものを年1回(9月)にした。
26年の木材商需要量は、7581万4000立方メートル(丸太換算、以下同じ)、国内生産量は2366万2000立方メートル、輸入量は5215万2000立方メートルとなり、木材自給率は31.2%と、昭和63年以降26年ぶりに30%台に回復した。
なお、今回から追加した燃料用チップを除くと、総需要量は7411万8000立方メートルとなり、前年と比較すると134万7000立方メートル(前年比▲1.8%)の減少となっている。自給率は29.8%となる。
国内生産量は2366万2000立方メートルから、燃料用チップを除くと2206万2000立方となり、前年と比較すると32万1000立方メートル(1.5%)の増加となっている。これは、前年と比べて、パルプ・チップ用材が13万3000立方メートル(▲2.6%)減少したが、製材用材が15万3000立方メートル(1.3%)、合板用材が9万1000立方メートル(2.8%)増加したことによる。
輸入量215万2000立方メートルから燃料用チップを除くと、5205万6000立方メートルとなり、前年よりも166万8000立方メートル(▲3.1%)減少している。
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