業務の信頼性は7割 農水省モニター調査2015年12月1日
農水省は、職員の振る舞い及び業務内容が国民からどのように評価されているかについてモニター調査を行い、30日公表した。同省の業務及び対応について、おおむね7割前後が信頼感を示しているが、4割強が、「国民の意見を十分聞いていない」などと回答した。
農水省の職員の態度について「親切・丁寧で好感が持てるか」の問いには「そう思う」「どちらかといえばそう思う」という肯定的な回答が73.1%で、前回(平成25年)に比べて0.6ポイント減った。その理由は、「説明された内容が良く分からない」というのが多かった。
政策の目的や意図を国民が理解するための説明や広報等の情報発信が十分に行われているかについて、肯定的回答は51.9%に過ぎなかったが、内容については69.8%が評価している。
政策を実施する際、国民の意見を十分聞いているかの質問には、肯定的な評価は前回(同)に比べて6.6ポイント増えたが、半分以下の42.3%にとどまった。
農水省は食料の安全供給の確保・農林水産業の発展等の使命を果たしているかとの質問には、58.8%が肯定的に回答した。
また、消費者が安全な食料を安心して購入・消費するために行う農水省の取り組みには、消費者モニターの70.7%が「信頼できる」と評価。同じく農業者モニターは64.4%だった。いずれのモニターの評価も年を追って高まっている。
調査は農林水産情報交流ネットワーク事業実施要領に基づいて任命されたモニタ3639人を対象(回収率84.1%)平成27年9月に実施した。
詳細は農水省のホームページ。
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