3月から農作業安全運動 テーマは「一人一人の安全意識の向上で事故防止」2016年2月26日
農水省は3月から5月までの3か月間、農作業安全対策重点期間として「2016年春の農作業安全確認運動」を行う。
毎年発生している約400件以上の農作業死亡事故の減少のため、「一人一人の安全意識の向上で事故防止」をテーマに、全国の行政機関などの協力により、研修会など農業者と直接会う機会を使って、農業者の安全意識の向上を図っていく。
取り組み内容の一つ、多様な視点及び方法による農作業事故対策の推進では、農業女子プロジェクトなどと連携し、ファッショナブルで機能性の高い農作業ウェアなどの開発とグッズの利用推進などを行うとしている。
また啓発資材による注意喚起として農作業安全ステッカーが行政機関などを通して50万枚が全国の農業者に配られる。今回、ステッカーに耐候性の強化などの改善をしたため、農水省の生産局技術普及課生産資材対策室は「農機など普段農作業する際、目につく場所に貼って安全の意識を保ってほしい」としている。
その他、▽事故情報の収集と事故分析の強化、▽農業者が参加する会議などで安全の話題をプラスしてもらう取組みの「+(プラス)安全」の取組み、▽農作業安全優良事例の発信の強化、▽農作業安全ポスターデザインコンテストの開催、▽電気柵における安全対策の徹底を行う。
(写真)農作業安全ステッカー
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