純農業地域の農地価格21年連続下落2016年4月4日
純農業地域の農地価格の下落が続いている。3月31日発表した全国農業会議所の調査結果によると、同地域の農用地区域の農地価格は「中田」で127万円(10aあたり全国平均)となり、21年連続の下落となった。
「中田」の下落は前年比マイナス1.5%で、「中畑」も1.4%下落の10㌃あたり92万4000円だった。いずれも平成7年以降連続。最高価格だった平成6年の「中田」の200万1000円、「中畑」137万8000円に比べ、それぞれ約73万円、45万円のマイナス。
田畑ともにすべてのブロックで下落しており、田は東北、北信、中国、九州、沖縄で下落幅が拡大し、畑は東北、北信、近畿、中国、四国、九州で前年より下落幅が大きくなった。
価格下落の要因は、田は「米価など農産物価格の低迷」(35.1%)が最も大きく、次いで農業に対する先行き不安などによる「買い手の減少」(25.2%)、「生産意欲の減少」(15.6%)が続く。
畑は「農地の買い手の減少」(32.2%)が最も大きく、「生産意欲の減退」(19.5%)、「農産物価格の低迷」(17.8%)が続いている。
なお、「中田」、「中畑」は、調査対象地のそれぞれの市町村で収量水準やほ場条件が標準的な水田および畑を示す。
重要な記事
最新の記事
-
中学生カーリング日本一は「帯広CA」 次世代カーラーを応援 JA全農2024年7月29日
-
「全農杯全日本卓球選手権」小学生卓球の日本一決定 JA全農2024年7月29日
-
「鹿児島の味『ふるさと便』」出店3周年祭開催 ショップ内全品5%OFF JAタウン2024年7月29日
-
本日29日は「いい肉の日」限定セール開催 約250商品が特別価格 JAタウン2024年7月29日
-
山形県鶴岡市産だだちゃ豆使用「堅あげポテト だだちゃ豆味」発売 カルビー2024年7月29日
-
「節約と値上げ」意識調査 若年層の節約意識は引き続き高い傾向 日本生協連2024年7月29日
-
SNSで反響を呼んだカードゲームが商品化「亀田のおせんべい神経衰弱」発売2024年7月29日
-
知多半島農業マルシェ「にこもぐ」31日に開催 愛知県半田市2024年7月29日
-
女子栄養大学が産学連携包括協定を締結「中食」の可能性拡大へ 日本惣菜協会2024年7月29日
-
最も過酷な作業は「草刈り・除草」「大変な農作業」に関するアンケート 農機具王2024年7月29日
-
夏休み困窮世帯へ米11トン寄贈 2413人から募金186万円 パルシステム東京2024年7月29日
-
「半農半X」へ自治体初 おてつたびと連携協定締結 徳島県鳴門市2024年7月29日
-
日藝×生活クラブ 2024年度産学連携プロジェクト開始2024年7月29日
-
「ノウフク・アワード2024」募集開始 農福連携の優れた事例を表彰 農水省2024年7月29日
-
【役員人事】JA全農インターナショナル(6月26日付)2024年7月29日
-
【役員人事】全国酪農業協同組合連合会(7月25日付)2024年7月29日
-
【役員人事】えひめ飲料(7月31日付)2024年7月29日
-
(394)Climate stripes(気候ストライプ)【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年7月26日
-
地域医療の実態 診療報酬に反映を JA全厚連が決議2024年7月26日
-
取扱高 過去最高の930億円 日本文化厚生連決算2024年7月26日