平成28年度 「農業技術の基本指針」改定 農水省2016年4月7日
農水省は農政の重要課題に即した技術的対応についての基本的考え方をまとめた「農業技術の基本指針」を3月31日に改定した。
「農業技術の基本方針」は現場の農業技術について関連する施策や対策の検討および実施を円滑に行うため、農水省が技術的対応の方向などについてまとめたもの。毎年見直しを行っている。
平成28年度の改定のポイントは主に次の4つとなっている。
「輸出相手国の残留農薬基準に対応した新たな防除体系の確立」や「航空法の一部改正等を踏まえた『空中散布等における無人航空機利用技術指導指針』の制定」、近年侵入が確認されたジャガイモシロシストセンチュウなど病害虫への対応など、早急に生産現場へ普及・推進すべき技術的な指導などについての追加。そして地球温暖化を踏まえ、平成27年度に策定した「農林水産省気候変動適応計画」で技術的に対応すべき取り組み。TPP政策大網をふまえた技術的な対応として高収益作物への転換など項目について方向を示した。最後に研究独法などの研究成果のうち、現場で導入や活用が必要と考えられる技術成果などの情報として雪害対策などが追加された。
指針本文は農水省のホームページで見ることができる。
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