法人経営体10%増加-28年農業構造動態調査2016年6月30日
農林水産省は6月28日、2月1日現在の農業構造動態調査結果を発表した。法人組織経営体が増加し、1経営体あたりの経営耕地面積も拡大している。
農業経営体数は131万8400経営体で前年にくらべて4.3%減少した。家族経営体は4.5%減少したが、組織経営体は3.0%増加し3万4000経営体となった。
このうち法人組織経営体は2万800経営体で前年にくらべ10.1%増加した。集落営農の法人化や企業の農業参入などで法人組織経営体が増えたとみられる。全国の農業地域別にみると九州が4300経営体でもっとも多く、次いで関東・東山が4000経営体となっている。
農業経営体の1経営体あたりの経営耕地面積は全国で2.7haとなった。全国の農業地域別にみるとすべての地域で増加し、前年にくらべ7.9%拡大した。北海道は2.3%拡大し27.1ha、都府県は9.3%拡大し2.0haとなった。 経営耕地面積規模別に農業経営体数をみると「10~20ha」層で対前年比2.4%、「20~30ha」層で同6.8%、「30ha以上層」で同5.8%と増加している。一方、10ha以下の階層はいずれも経営体数は減少した。
農産物販売金額規模別に農業経営体数をみると、50万円以上のすべての階層で増加した。とくに1億円以上の農業経営体数は12.3%増加した。
農業経営体のうち単一経営(主位部門の農産物販売金額が8割以上)が79.8%を占める。前年にくらべて0.3ポイント上昇した。
単一経営の内訳は「稲作」49.8%、「露地野菜」6.3%、「施設野菜」3.8%、「果樹類」10.0%。前年にくらべて稲作は0.5ポイント低下し、施設野菜は0.4ポイント上昇した。
重要な記事
最新の記事
-
JAしれとこ斜里と連携 冷凍食品に本格参入 カルビー2025年1月24日
-
パーパスを実現する「地域」と「差別化」の意味 静岡で第4セッション【全中・JA経営ビジョンセミナー】(1)2025年1月24日
-
パーパスを実現する「地域」と「差別化」の意味 静岡で第4セッション【全中・JA経営ビジョンセミナー】(2)2025年1月24日
-
【JA女性組織活動体験発表】(4)私のやる気は無限大 JA・地域・女性会の仲間と共に 和歌山県 JA紀州女性会 椎崎ひろ子さん2025年1月24日
-
【JA女性組織活動体験発表】(5)人と人とをつなぐ架橋~フレッシュ16いつまでも~ 愛媛県 JA越智今治女性部 德丸和江さん2025年1月24日
-
【JA女性組織活動体験発表】(6)仲間との絆を次世代につなげよう 熊本県 JAやつしろ女性部 山住久美子さん2025年1月24日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】サツマイモを消せば世論が収まると考えたお粗末さ2025年1月24日
-
TNFDの環境開示は何から始めるか 農林中金と八千代エンジニヤリングがセミナー2025年1月24日
-
JPIセミナー 農産物の環境負荷低減の見える化とJ-クレジット制度 今後の方向性を解説2025年1月24日
-
鳥インフル 米アラバマ州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月24日
-
「農山漁村」経済・生活環境プラットフォーム 設立記念シンポジウム開催 農水省2025年1月24日
-
(419)芸能アイドルと「卒論」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年1月24日
-
福岡県産ブランドキウイフルーツ「博多甘熟娘」フェア 24日から開催 JA全農2025年1月24日
-
ブルボン×ニッポンエール「フェットチーネグミPREMIUM長野県産ぶどう三姉妹味」新発売 JA全農2025年1月24日
-
JAしれとこ斜里と原料ばれいしょの安定調達で連携 カルビーグループ2025年1月24日
-
「一村逸品大賞」受賞商品集めた特設ページ開設 JAタウン2025年1月24日
-
「素直な、おかか。かき醤油」 新発売 マルトモ2025年1月24日
-
福岡「多の津物流センター」リニューアルオープン グリーンコープ共同体2025年1月24日
-
乳成分不使用植物生まれの「豆乳生まれのカルピス」3月4日発売 アサヒ飲料2025年1月24日
-
大分県オリジナルいちご「ベリーツ」を堪能できるフェア 東京・京都で開催2025年1月24日