【TPP】を批准させない! 全国共同行動がキックオフ2016年8月23日
生協や労働組合、市民運動団体や各地のJAなどが賛同団体として結集した「TPPを批准させない! 全国共同行動」が8月20日、東京都内でキックオフ集会を開いた。集会には北海道から九州まで各団体のリーダーら約300人が参加、9月開会の臨時国会でTPPを批准させないための運動を広げていくことを確認した。
賛同団体は8月20日現在で184団体。JAやJAの労組、JAもメンバーとなって構成している地域のTPP反対運動組織なども参加している。
集会では呼びかけ人のひとりである山田正彦元農相が「TPP協定で日本はどう変わるか」を報告。「TPPは農業の問題だと思っている人はまだまだ多い」と強調し、薬価制度と国民皆保険への影響、食品表示の規制緩和、雇用や公共事業、知的財産など国民生活全般に大きな影響があることを、具体的に協定文を指摘しながら報告した。
また、米国では大統領候補が2人ともTPPに反対していることや、カナダではTPP協定に署名はしたものの、同国では批准手続きが進んでいないこと、マレーシアではTPP反対の動きが出てきたことなども報告。日本の臨時国会で批准させないことが重要になっていることを訴えた。
集会では批准を止めるためにどんな行動が必要か各地の取り組みを報告しながら参加者が話し合った。
TPP協定の危険で問題の多い内容を多くの人に知ってもらうことが必要だが、臨時国会での審議が最大の焦点となる以上、それぞれが地元の国会議員に働きかけることが重要との指摘が出た。 それを通じて国会審議で問題点を明らかにするよう運動を進めるとともに与党議員にも「よく分からないまま批准するのはおかしい」、「今国会での批准はしないで慎重に」といった合意づくりを進めることが提起された。
JA関係者も多くは、大筋合意は「国会決議違反」だと考え、参議院選挙でもTPPや地域の将来を争点にした地区では野党と市民が共闘した候補が勝利しており、TPPについての学習を深めれば深めるほど「賛成できない」の声は高まるとの確信を持つべきだと指摘が出た。
集会では北海道からの参加者が若者を中心としたTPP反対運動を新たなに立ち上げていることや、東京都内からは若い母親らのグループの活動報告などTPPに反対する広範なグループが粘り強い運動を継続してきていることを示した。会場からはJAに対して「地域を支えてほしいという農協への期待は高まっている。草の根からの協同を」とJAに期待する声もあった。
共同行動では臨時国会で批准させない署名運動を展開することや10月15日(土)には東京都港区・芝公園で衆議院審議のヤマ場に向けて全国集会とデモ「TPPを批准させない中央行動」を開催することも確認した。
集会では「TPPを批准しないことを求めるアピール」を採択した。
〈アピール〉
安倍内閣は、私たちの命や暮らし、地域を脅かすだけでなく、参加各国の人権も主権も踏みにじる恐れの強いTPP(環太平洋経済連携協定)と関連法案を秋の臨時国会で批准・成立させようとしています。
しかし、「TPP断固反対」とした自らの公約にも「重要農産品の交渉除外」を求めた国会決議にも反して、与党の多数を頼んで批准を強行することは、民主主義のルールをないがしろにするものです。アメリカをはじめ、参加各国の承認手続きが不透明さを増すなか、日本が批准を急ぐ理由はありません。交渉経過を含めて情報をしっかり開示して、文字通り国会を含めた国民的議論に付すべきです。また、国会議員は自らの責任で行った国会決議を守るため、全力を挙げるべきです。
私たちは、内容の上でも、また民主主義的な手続きの上でも重大な疑問があるTPP協定を今国会で批准することは、到底容認できません。
全国のすべてのみなさん! TPP協定を批准させないため、力を合わせましょう!
TPPを批准させない!全国共同行動8.20キックオフ集会
(写真)キックオフ集会には北海道から九州まで各地でTPP反対運動を続けている団体のリーダーら300人が参加した。東京・お茶の水の明治大学で。
重要な記事
最新の記事
-
旧暦・新暦の2回あった行事【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第334回2025年4月3日
-
宮崎都城市が5年連続1位 2023年市町村別農業産出額 農水省2025年4月3日
-
【現場で役立つ基礎知識】全農土づくりセミナー総合討論から 水稲の高温対策へ基本は根張り重視(1)2025年4月3日
-
【現場で役立つ基礎知識】全農土づくりセミナー総合討論から 水稲の高温対策へ基本は根張り重視(2)2025年4月3日
-
越後姫プレゼントキャンペーン開催中 応募は4月20日まで JA全農にいがた2025年4月3日
-
乳しぼり体験と牛乳の飲み比べ「AKASAKAあそび!学び!フェスタ」に初登場 JA全農2025年4月3日
-
JA全農「スキみる」マッチョによるスキムミルクレシピの料理動画を公開2025年4月3日
-
開発途上地域の農林水産業研究を紹介 一般公開イベント開催 国際農研2025年4月3日
-
「令和7年3月23日に発生した林野火災」農業経営収入保険の支払い期限を延長 NOSAI全国連2025年4月3日
-
子どもの収穫米を子ども食堂に提供 新しいカタチのフードドライブ 相模原市2025年4月3日
-
「放牧をまんなかに。」 ファームエイジが新ロゴとタグライン 創業40周年記念ロゴも2025年4月3日
-
横浜ビジネスグランプリ2025で奨励賞受賞 YD-Plants2025年4月3日
-
AIとスマホで農作業を革新するFaaSサービスを開発 自社農場で実証実験開始 アグリスト2025年4月3日
-
亀田製菓とSustech PPAによる屋根上太陽光発電を開始2025年4月3日
-
遠隔操作で農業ハウスの作業効率を向上「e-minori plus」新登場 ディーピーティー2025年4月3日
-
【人事異動】全国酪農業協同組合連合会(4月1日付)2025年4月3日
-
【役員人事】 マルトモ(4月1日付)2025年4月3日
-
セール価格での販売も「春のキャンペーン」開催中 アサヒパック2025年4月3日
-
餃子に白ごはん 永瀬廉の食べっぷりに注目「AJINOMOTO BRANDギョーザ」新CM2025年4月3日
-
酪農・畜産業界データ統合プラットフォーム「BeecoProgram」コンセプト動画を公開 丸紅2025年4月3日