持続可能な畜産・酪農経営の実現を-JA全中の政策提案2016年11月15日
JA全中は11月10日の全中理事会で29年度畜産酪農対策に関する政策提案を決めた。
政策提案で生産基盤対策として▽地域ぐるみでの生産性・収益性の向上や生産基盤・競争力の維持・強化をはかるため「畜産クラスター計画」にもとづく取り組みについて継続的かつ十分な支援を講じること、▽繁殖雌牛・乳用後継牛の増頭にかかる支援、子牛の損耗防止、自家生産、飼養管理の適正化・高度化への取り組みの支援、などを求めた。
経営安定対策は酪農で▽加工原料乳生産者補給金については酪農経営の再生産と将来に向けた投資が可能となる単価水準、乳製品が安定的に供給されるよう交付対象数量を設定すること、▽需給緩和時に備え需給調整対策を検討することなどを求めた。
肉用牛肥育では▽牛マルキンへの十分な支援措置、▽肉用子牛価格の記録的高値に対応して資金繰り対策など十分な支援を講じること。肉用牛繁殖では▽肉用子牛生産者補給金について、保証基準価格を肉用子牛の再生産ができる水準とすること、▽同補給金と肉用牛繁殖経営支援事業の見直しについて、経営の実情に即した保証基準価格となるよう具体化を早急に進めることなどを求めた。 養豚は豚マルキンへの十分な支援を講じるよう求めた。
飼料対策では草地の改良や整備による生産性の向上、国産飼料の増産・利用拡大に向けたコントラクターなどの外部支援組織の機能高度化への支援、配合飼料価格の製造コスト低減に資する飼料工場の再編・合理化を進めるための支援策を求めている。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(130)-改正食料・農業・農村基本法(16)-2025年2月22日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(47)【防除学習帖】第286回2025年2月22日
-
農薬の正しい使い方(20)【今さら聞けない営農情報】第286回2025年2月22日
-
全76レシピ『JA全農さんと考えた 地味弁』宝島社から25日発売2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2025年2月21日
-
農林中金 新理事長に北林氏 4月1日新体制2025年2月21日
-
大分いちご果実品評会・即売会開催 大分県いちご販売強化対策協議会2025年2月21日
-
大分県内の大型量販店で「甘太くんロードショー」開催 JAおおいた2025年2月21日
-
JAいわて平泉産「いちごフェア」を開催 みのるダイニング2025年2月21日
-
JA新いわて産「寒じめほうれんそう」予約受付中 JAタウン「いわて純情セレクト」2025年2月21日
-
「あきたフレッシュ大使」募集中! あきた園芸戦略対策協議会2025年2月21日
-
「eat AKITA プロジェクト」キックオフイベントを開催 JA全農あきた2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付、6月26日付)2025年2月21日
-
農業の構造改革に貢献できる組織に 江藤農相が農中に期待2025年2月21日
-
米の過去最高値 目詰まりの証左 米自体は間違いなくある 江藤農相2025年2月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】有明海漁業の危機~既存漁家の排除ありき2025年2月21日
-
村・町に続く中小都市そして大都市の過疎(?)化【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第329回2025年2月21日
-
(423)訪日外国人の行動とコメ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月21日
-
【次期酪肉近論議】畜産部会、飼料自給へ 課題噴出戸数減で経営安定対策も不十分2025年2月21日
-
「消えた米21万トン」どこに フリマへの出品も物議 備蓄米放出で米価は2025年2月21日