米国最大級の見本市にジャパンパビリオン出展-JETRO2017年1月19日
日本貿易振興機構(JETRO)は農林水産省の輸出総合サポートプロジェクト事業の一環として1月22日から24日の3日間、米国・サンフランシスコで開催される米国最大級の高級食品見本市「Winter Fancy Show 2017」にジャパンパビリオンを出展する。
この見本市は、世界中から約1500社が出展し米国を中心に約2万人のバイヤーが訪れる米国を代表する食品見本市。ジャパンパビリオンは6年連続6回目の出展となる。
2015年の米国向け農林水産物・食品の輸出額は香港に次ぐ第2位の1071億円を達成した。前年比15%増となっている。また、2016年1月から10月の米国向け農林水産物・食品の輸出額は861億円となった。今年はホタテの減少(約40億円)はあったものの、アルコール飲料など他の品目の増加が補い、前年同期の実績(897億円)と同水準で推移している。
このような状況のなかでさらなる市場開拓・販路拡大を図ろうとジャパンパビリオンには45社・団体が出品する。
JETROによると米国の巨大な食品市場のなかでもオーガニック食品の売上げは堅調に増加しているという。また、レトルト食品や冷凍食品など時間や手間を省く調理済み食品の市場も拡大している。
今回のジャパンパビリオンではこうした米国の食トレンドに対応した健康志向の商品として、オーガニック、グルテンフリー、ベジタリアン・ビーガン向け食品や調理済み食品を22社が出品する。
商談成約に向けた出品者の支援も強化する。今回新たな取り組みとして希望する出品者に対して現地で活躍するフードライターの酒井園子氏が出品物を用いたレシピを考案し、そのレシピを来場者に向けに発信するという。
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