農林水産物輸出 前年比0.7%増2017年2月14日
農林水産省は2月10日に平成28年の農林水産物・食品の輸出実績をとりまとめて公表した。4年連続で増加したが、前年比0.7%と微増だった。
輸出額は7503億円だった。26年は前年比11.1%増え6117億円に、27年は同21.8%増えて7451億円だった。
28年は農産物が3.7%増の4595億円、林産物が1.9%増の268億円となったが、水産物はホタテやマグロの水揚量の減少で4.2%の減少となった。
農産物の数量の伸びは米30.7%、牛肉18.5%、鶏卵39.0%、ぶどう25.6%、いちご29.1%などと2割以上伸びた品目がある。一方、りんご▲6.4%、かんきつ▲26.2%、ながいも▲13.8%と減少した品目もある。
輸出先上位は(1)香港1853億円(+3.3%)、(2)米国1045億円(▲2.5%)、(3)台湾931億円(▲2.3%)、(4)中国899億円(+7.2%)、(5)韓国512億円(+2.3%)となった。
伸び率は過去3年間は2ケタで伸びていたが、28年の伸び率について山本農相は為替の影響が大きいと指摘し、「鉱工業品を含めたわが国の輸出総額が7.4%減。前年を農産物等が上回ることができたのは画期的。オールジャパンの取り組みの成果が出た」としている。
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