世界かんがい施設遺産に4施設を登録2017年10月12日
国際かんがい排水委員会(ICID)は10月10日に開催された国際執行理事会で、日本の4施設を世界かんがい施設遺産として登録することを決定した。
登録されたのは「土淵堰」(青森県弘前市、つがる市、藤崎町、板柳町、鶴田町)、「那須疎水」(栃木県那須塩原市)、「松原用水・牟呂用水(愛知県豊橋市、豊川市、新城市)、「小田井用水路」(和歌山県橋本市、かつらぎ町、紀の川市、岩出市)。
世界かんがい施設遺産は、灌漑の歴史と発展を明らかにして理解を広めるとともに、施設の適切な保全のために国際かんがい排水委員会が(本部:インド ニューデリー)認定登録する制度で平成26年度に創設された。これまでに世界で47施設が登録されているが、日本は香川県の満濃池や愛知県の明治用水など27施設が登録され世界でもっとも多い。次いで中国が10施設、エジプト、韓国、タイ、スリランカがそれぞれ2施設などとなっている。
国際かんがい排水委員会は1950年に設立。かんがい排水に関する科学的、技術的知見により、食料や繊維の供給を世界規模で強化することを目的にした自発的非営利・非政府機関。日本は1951年に加盟。現在、76の国・地域が加盟している。
日本からの申請は、ICID国内委員会(委員長:佐藤洋平東大名誉教授、事務局:農林水産省農村振興局)が行う。建設から100年以上が経過し、灌漑農業の画期的な発展、食料増産、農家経済の改善などへの貢献や環境配慮の規範となる設計などの基準で審査される。
登録施設URL
http://www.maff.go.jp/j/nousin/kaigai/ICID/his/his.html
重要な記事
最新の記事
-
JA経営 経常利益18.5%減 2024年度上半期総合JA経営調査2025年3月10日
-
JA貯金残高 108兆2105億円 1月末 農林中金2025年3月10日
-
米価高騰の主因は食糧安保政策の不在【森島 賢・正義派の農政論】2025年3月10日
-
国産ジビエ認証施設に大分県「日田ジビエ工房」認証 農水省2025年3月10日
-
米価下がる見通し 関係者の判断 大幅増 米穀機構調査2025年3月10日
-
女性総合職 新卒採用40%以上を目標 農林中金2025年3月10日
-
廃棄されるゆら早生みかんを豊潤なジュースに フードロス減らしSDGs貢献 JAありだ(和歌山県)2025年3月10日
-
地元産ササニシキがパックご飯、大豆・りんご・たまねぎ・味噌が焼肉のタレに2025年3月10日
-
花き振興部会第36回総会を開く JA鶴岡2025年3月10日
-
本日10日は「魚の日」国産若うなぎ長焼きなど60商品を特別価格で販売 JAタウン2025年3月10日
-
温暖化に対応したミカンとアボカドの適地予測マップを開発 農研機構2025年3月10日
-
【人事異動】農中情報システム(株)(3月31日付、4月1日付)2025年3月10日
-
【今川直人・農協の核心】営農指導モデル2025年3月10日
-
作物病害の原因となる植物群落の結露と気象条件の関係を定量化 農研機構2025年3月10日
-
北海道にコメリパワー「恵庭店」3月21日に新規開店2025年3月10日
-
春の味覚を楽しむ 市内3つの農園でいちご狩り体験 福井県あわら市2025年3月10日
-
乙葉が登壇「さけるチーズの日」盛り上げる「さけるチーズフェス2025」大阪で初開催 雪印メグミルク2025年3月10日
-
お米ギフト「年貢米」オンラインストア限定で新発売 八代目儀兵衛2025年3月10日
-
福島県白河市 美味しくて自慢の農産品が東京に集結 販売会開催2025年3月10日
-
農機自動操舵システム「FJD AT2 Max農機自動操舵システム」販売開始2025年3月10日