長野県小谷村で棚田サミット2018年7月10日
・山間地農業のあり方探る
棚田サミットは、日本の農業の歴史的文化遺産、資源として国民全ての財産である棚田の役割を見直し、環境保全、国土保全と農村文化を考えていこというもので、地方自治体や環境保全などの団体や個人の会員によって平成7年に設立された。毎年、全国持ち回りでサミットを開いている。
今回は24回目で、開催地の小谷村は長野県の最北端、新潟県との県境にある山間地域で、人口は3000人を割っている。静岡-糸魚川構造線上にあるため、村は峡谷型の地形で、耕地は全体の3%弱でほとんどが棚田。同村では、「まち・ひと・しごと創生法」に基づき、人口の現状と将来展望を示す「小谷村人口ビジョン」と、地方創生に向けた今後5か年の目標や施策の基本方向、具体的な施策をまとめた「小谷村総合戦略」の策定を進めてきた。
サミットでは、(1)中山間値の過疎を救う、(2)考えよう!農と観光のコラボレーション、(3)小谷村の暮らしから見る〝食と農〟(4)棚田の保全と整備を考える、(5)棚田が育む生命(いのち)、(6)棚田まもりびとミーティング、(7)世界の傾斜地農業を語ろう、(8)自然の中で支えあう姿の8つの分科会がある。また北アルプスツアーでは、小谷村の秘境めぐりやブナ原生林の散策、栂池や八方尾根のガイド付きトレッキングなどを計画している。
申し込み・問い合わせは次の通り。第24回全国棚田サミット実行委員会(小谷村役場内)まで。
○申し込み締め切り:平成30年7月31日(必着)
○TEL:0261-82-2866
○E-mail:otr-smt@valley.ne.jp
(関連記事)
・【梶井 功・時論的随想 ―21世紀の農政にもの申す】総理はご存知か? 山口の荒廃率(18.07.08)
・【レポート・30年産に向けて米産地は今】水田フル活用し豊富な米の品揃え JAえちご上越(新潟県)(18.03.22)
・過疎や棚田の継承を報道 農業ジャーナリスト賞(17.05.16)
重要な記事
最新の記事
-
2024年の農業就業者は180万人 前年比7万人減 総務省・労働力調査2025年1月31日
-
備蓄米の買い戻し条件付き売り渡しを諮問 農水省が食糧部会に2025年1月31日
-
殺処分対象911万羽 鳥インフルエンザ 国内48例目 愛知県で確認2025年1月31日
-
"人財"育てチームで改革(1) JAみえきた組合長 生川秀治氏【未来視座 JAトップインタビュー】2025年1月31日
-
"人財"育てチームで改革(2) JAみえきた組合長 生川秀治氏【未来視座 JAトップインタビュー】2025年1月31日
-
【世界の食料・協同組合は今】EU環境戦略の後退と戦略的対話 農中総研・平澤明彦氏2025年1月31日
-
【クローズアップ 畜産・酪農対策】生乳需給参加が事業要件 「欠陥」改正畜安法是正へ農水省方針2025年1月31日
-
(420)「いまトラ」をどう見るか【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年1月31日
-
GI取得「かづの牛」など農産物・加工品6産品 農水省2025年1月31日
-
いちご観光農園「熊本あしきた いちごの森」オープン 「ゆうべに」「恋みのり」食べ放題 JAあしきた2025年1月31日
-
シャキッと甘く 高級かんきつ「甘平」出荷始まる JAえひめ中央2025年1月31日
-
全国の魅力的な農畜産物・加工品が勢ぞろい JA全農が商談会2025年1月31日
-
岩手県から至高の牛肉を「いわて牛・いわちくフェア」2月1日から開催 JA全農2025年1月31日
-
「国産米粉メニューフェア」銀座みのりカフェ・みのる食堂で開催 JA全農2025年1月31日
-
「はこだて和牛」など味わえる「JA新はこだてフェア」2月1日から開催 JA全農2025年1月31日
-
「ニッポンの食」で応援 全日本卓球選手権大会(ダブルスの部)に特別協賛 JA全農2025年1月31日
-
蔵出しミカンの出荷始まる 食味良く大玉傾向 JAふくおか八女2025年1月31日
-
サカタのタネの春キャベツ「金系201号」発売60周年 JA全農かながわがPRイベント開催2025年1月31日
-
数量増、金額増 緑地・ゴルフ場向け農薬出荷実績 2024農薬年度2025年1月31日
-
北海道と熊本県内に無料RTKサービスの提供開始 HOSAC2025年1月31日