JAも重視 地方こそ成長の主役-石破氏が政策発表2018年8月24日
自民党総裁選挙への出馬を表明している石破茂衆議院議員は8月24日、国会内で地方創生政策を基本政策とすることを明らかにし、地域マネジメント制度を創設してJAや地域のNPOなどの役割を重視する考えを強調した。
(写真)記者会見する石破氏
石破氏は「大都市や大企業の経済成長の果実を地方や中小企業に波及させるという言葉が骨太方針のなかにあるが、私はそのような考え方はとらない」と安倍政権との違い示し、「地方や中小企業が果実を生み出す。そういう考え方こそ肝要だ」と強調した。
具体的な政策では市町村合併で地域のマネジメント力が落ちているとして地域マネジメント制度の創設を提唱。JAやNPO法人などの役割を発揮してもらう仕組みとする考えも示した。
「一人は万人のために万人は一人のためにという協同の精神は地域のマネジメントにこそ活かされる。典型例は佐久総合病院やその地域のJAの取り組み。総合農協であればこそできる。まさしく協同の精神に立脚した地域マネジメントとJAは親和性が高い」、「地域に雇用と所得を生み出すJAのさらなる働きをJA精神にのっとって深化していきたい」などと語った。
農業政策では特区の活用や輸出の促進なども考えたほか、地方の教育重視などの考えも示した。
(関連記事)
・【インタビュー・石破茂・自民党衆議院議員に聞く】農業の潜在力がこの国を創る(17.12.08)
・【インタビュー・石破茂・前地方創生担当相(元農相)に聴く】農協は地域を担う 役割もっと発揮を(上)(16.12.19)
・農政にもっと「地域政策」を 石破地方創生大臣(15.04.22)
・【インタビュー・竹下亘・「地域農林水産業」振興議連会長】「田舎」守る政治実現へ(18.03.29)
・【座談会・与党議員に聞く】食料自給は国の責務 「田舎」守る政治を(1)(18.07.25)
重要な記事
最新の記事
-
震災から1年 能登復旧遅れ 倒壊家屋なお 地域喪失 他人事でなく(2) ジャーナリスト・青木理氏【2025国際協同組合年 どうする・この国の進路】2025年1月8日
-
330万羽が殺処分対象 鳥インフルエンザ 衛生管理徹底を2025年1月8日
-
農政 大転換の年へ 江藤農相2025年1月8日
-
「協同組合基本法」制定めざしシンポジウム 1月28日 JCA2025年1月8日
-
価格転嫁拒否は「違法」 公取委が日本郵便を指導 運転手の待遇改善、物流維持に不可欠2025年1月8日
-
おもしろうてやがて悲しき「楽しい日本」【小松泰信・地方の眼力】2025年1月8日
-
米を民間輸入 卸「関税払ってもペイする」 背景に深刻な不足感2025年1月8日
-
年頭あいさつ2025 各団体まとめ2025年1月8日
-
鳥インフル 米カンザス州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年1月8日
-
売り切れ必至の人気商品「"のむ"りんご」 JAタウン「おらほの逸品館」で販売開始 JA全農あきた2025年1月8日
-
農林中金 農業経営の情報プラットフォーム「AgriweB」を子会社2025年1月8日
-
適正な価格形成に向け消費者に情報発信 全農賀詞交換会2025年1月8日
-
栃木米アンバサダー U字工事が登場「とちぎの星」PRイベント開催 JA全農とちぎ2025年1月8日
-
「冬土用未の日」で新たなマーケット創出へ 企業・団体と連携 JA熊本経済連2025年1月8日
-
100周年記念キャンペーンを開催 井関農機2025年1月8日
-
食料自給率向上へ 新ブランド『和小麦』立ち上げ Pasco2025年1月8日
-
茨城県桜川市発「霞ヶ浦キャビア」で地方創生と農業の未来を拓く挑戦 クラファン開始2025年1月8日
-
「第21回都市農業シンポジウム」開催 東京都日野市2025年1月8日
-
「AJINOMOTO オリーブオイル」シリーズ400g瓶 容器を軽量化 JOYL2025年1月8日
-
特産品「蔵出しみかん」新パッケージ『冬眠みかん』で市場拡大 和歌山県海南市2025年1月8日