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9月後半の野菜の生育状況と価格見通し2018年9月18日

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 農水省は、東京都中央卸売市場に出荷される野菜の9月後半の生育状況と価格見通しについて主産地等から聞き取り調査を行い、その結果を公表した。

 これによると、ニンジン、ホウレンソウ、ネギ、キュウリ、トマトについて、6月中旬からの長雨や、日照不足、台風などの影響で生育が低下したり、落花などの影響で、価格が高値で推移すると予想されている。

「ダイコン」は昨年9月の入荷シェアで64%を占めていた北海道と、青森(同33%)で生育が平年並みで推移する見込みなので、出荷数量、価格ともに平年並みで推移すると予測されている。

「ニンジン」は北海道(同98%)で、6月中旬から7月上旬にかけての長雨と、7月中下旬の高温、干ばつで生育が低下し小ぶりとなっており、出荷量は平年を下回り、価格は高値水準で推移する見込み。

「ハクサイ」は長野県(同82%)で生育が平年並みであるため、出荷量、価格ともに平年並みで推移すると予測されている。

「キャベツ」は岩手県(同11%)で生育は平年並みで、群馬県(同73%)で7月末以降の適雨により、生育が良好で大玉傾向となったため、出荷量は平年を上回り、価格は安値水準で推移する見込み。

「ホウレンソウ」は群馬県(同33%)、栃木県(同21%)、茨城県(同20%)で8月下旬以降の日照不足により生育が低下し、細身となっているため、出荷量は平年を下回り価格は高値で推移する見込み。

「ネギ」は青森県(同24%)、秋田県(同116%)において生育は平年並みだが、9月上旬の降水により収穫作業が遅延。北海道(同16%)は台風第21号の影響により倒伏や折損が生じたため9月後半も出荷量が少ない状況が続く見込みで、高値で水準する見込み。

「レタス」は長野(同81%)で7月末以降の適雨により、生育が良好で大玉傾向となったため、出荷量は多く、価格は安値水準で推移する見込み。

「キュウリ」は群馬県(同14%)、岩手県(同12%)で生育は平年並みだが、福島県(同27%)で8月下旬以降の日照不足により落花が発生し、着果不足が見込まれるため、出荷量は平年を下回り、価格は高値で推移する見込み。

「ナス」群馬県(同32%)、栃木県(同28%)、茨城県(同24%)で生育が平年並みであるため、出荷量、価格ともに平年並みで推移すると予測されている。

「トマト」は北海道(同17%)、千葉県(16%)で高温に伴う落花発生による着果数量の減少のため、9月後半も出荷量が少なく価格は高値で推移する見込み。

「ピーマン」福島県(同10%)で8月下旬以降の日照不足で生育は低下したが、岩手県(同31%)で生育が平年並み、茨城県(38%)で生育が良好となり、出荷量、価格ともに平年並みで推移すると予測されている。

「バレイショ」(北海道が同92%)、「サトイモ」(千葉県71%、埼玉県が同14%)、「タマネギ」(北海道が同93%)は生育が平年並みとなっており、出荷量、価格ともに平年並みで推移すると予測されている。

 

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