豚コレラ 海外から?-農研機構の解析結果2018年9月19日
農研機構は9月14日、26年ぶりに岐阜県で発生した豚コレラウイルスは海外から侵入した可能性が高いとの解析結果を発表した。
農研機構動物衛生研究部門は原因ウイルスの塩基配列解析を行った。
それによると岐阜県で確認された感染豚から検出されたウイルスを国際的なデータバンクに登録されているウイルスと照合したところ、サブゲノタイプ2.1といわれるグループに属していることが分かったという。
このグループに属するウイルスはこれまで日本で検出されておらず、ヨーロッパやアジアで検出されていること、さらに国内で使用されるワクチン株は別のグループに属していることから、農研機構は今回のウイルスは海外から侵入した可能性が高いと考えられるとした。今後は感染試験なども含めた病原性の詳細な解析を行っていくという。
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