くまもとあか牛など地理的表示に2018年9月30日
農水省は9月27日、地理的表示(GI)に新たに3品目を登録したと公表した。
GI保護制度は地域で長年育まれた特別な生産方法によって、高い品質や評価を得ている農林水産物や食品の名称をその品質基準とともに国が登録し、知的財産として保護する制度。農水省は学識経験者からの意見聴取などを経て登録している。
今回、登録されたのは以下の3品目。
▽くまもとあか牛(熊本県)(登録:熊本県産牛肉消費拡大推進協議会)
=赤みの特徴的なあっさりした味わいとやわらかさ、ヘルシーさを兼ね備えている。阿蘇地域を中心とする牧野への適応を考慮し、足腰の強さや粗飼料の利用性を生かした改良で、赤身が多い肉質となった。
▽二子さといも(岩手県北上市)(登録:二子さといも協議会)
=味が濃く、食感は滑らか。柔らかいが強い粘り気があり、荷崩れしない。粒ぞろいが良く大玉。生産地は、水はけが良く肥沃な土壌で耕土も深いことからさといもの栽培に適しており、先祖から受け継いだ技術と種芋を地域全体で守り続けている。
▽越前がに(福井県)(登録:福井県漁業協同組合連合会)
=漁獲後水揚げまでの間、冷温で保管されるため、鮮度・身質が良く、鮮度低下の早いカニミソや内子も濃厚な旨味を持ち品質が高いずわいがに。古くからずわいがにの産地として知られており、漁獲後の船上での選別作業や鮮度維持のための冷温保管が徹底されている。
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