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雜賀慶二氏が「2018穀類食品産業国際検討会」で講演 東洋ライス2018年11月20日

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 東洋ライス(株)の代表取締役で、東京農業大学客員教授の雜賀慶二氏が、11月6日に台湾台北市で開催された穀物に関する著名な国際学会「2018穀類食品産業国際検討会」で、「精米技術と人の健康」について基調講演を行った。

 基調講演では、雜賀氏が69年にわたり研究・技術開発を行ってきたコメ加工の実績を披露し、穀物学者たちの耳目を集めた。
 その中で、日本をはじめ東南アジアで増加している生活習慣病の原因は、精米技術の進化により栄養価をそぎ落とした白米を喫食し続けたためだと発表した。また、日本の医療費は、昭和30年から増え続け50兆円近く膨張しており、その頃に新しい精米方法が普及したためだとした。これを解決するために「糠」を美味しく食べられるよう開発した「金芽米」と「金芽ロウカット玄米」を紹介した。
 また、自身が金芽米を継続摂取し糖尿病を完全に克服したこと、さらに社員食堂で金芽米を摂取している東洋ライス社員が医療費を削減できた実績を国外で初めて公開した。「コメの加工が人の健康に重大な影響を及ぼす」という研究発表は世界の研究者に強いインパクトを与えた。
 この学会は13か国から35名の著名な穀物研究者が集まり、それぞれの研究成果を発表する穀物に関する世界的な学会で、台湾では4回目の開催となる。
 東洋ライスは、今年新たにマレーシアとベルギーに進出し、海外での販路を広げている。シンガポールでは、国が健康な食品を推奨する「ヘルシアチョイス」を取得し、台湾では2014年から金芽米を発売している。

 

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