1戸あたり飼養頭数は増加-畜産統計2019年7月9日
農林水産省は2月1日現在の畜産統計を7月2日公表した。乳用・肉用牛、豚、採卵鶏の1戸あたり飼養頭数は前年にくらべて増加した。
【乳用牛】
飼養戸数は1万5000戸で廃業などで前年にくらべ700戸(4.5%)減少した。
飼養頭数は133万2000頭で前年にくらべ4000頭(0.3%)増加した。内訳は経産牛は83万9200頭で同8000頭(0.9%)減少、未経産牛は49万2400頭で同1万1500頭(2.4%)増加した。
1戸あたりの飼養頭数は88.8頭で前年にくらべ4.2頭増加した。経営規模は100頭以上の階層が約5割を占めている。飼養頭数は北海道、中国、沖縄で増加したが、これ以外の地域では減少した。地域別では北海道が全国の約6割を占めている。
【肉用牛】
飼養戸数は4万6300戸で同2000戸(4.1%)減少した。
飼養頭数は250万3000頭で前年にくらべ1万1000頭(0.4%)減少した。内訳は肉用種が173万4000頭で前年にくらべ3万3000頭(1.9%)増加、このうち子取り用雌牛は62万5900頭で同1万5500頭(2.5%)増加した。乳用種は76万8600頭で同4万4400頭(5.5%)減少した。
1戸あたりの飼養頭数は54.1頭で同2.1頭増加した。経営規模は200頭以上の階層が約6割を占めている。飼養頭数は北陸、近畿、中国、九州、沖縄で増加したが、それ以外の地域では減少した。飼養頭数割合は九州が全国の約4割を占めている。
【豚】
飼養戸数は4320戸で同150戸(3.4%)減少した。 飼養頭数は915万6000頭で同3万3000頭(0.4%)減少した。1戸あたりの飼養頭数は2119.4頭で同63.7頭増加した。
【採卵鶏】
飼養戸数は2120戸で同80戸(3.6%)減少した。飼養羽数は1億8236万8000羽で同41万8000羽(0.2%)増加した。
このうち成鶏雌(6か月齢以上)の飼養羽数は1億4179万2000羽で同275万6000羽(2.0%)増加した。
1戸あたりの成鶏雌飼養羽数は6万6900羽で同3700羽増加した。
【ブロイラー】
飼養戸数は2250戸で同10戸(0.4%)減少した。 飼養羽数は1億3822万8000羽で同54万8000羽(0.4%)減少した。
1戸あたりの飼養羽数は6万1400羽で前年並みとなった。
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