地域農業を担う優良経営体を表彰 アグリフードEXPO輝く経営大賞決定2019年8月2日
日本政策金融公庫の農林水産事業は、令和元年度の「アグリフードEXPO輝く経営大賞」の受賞者を決定した。表彰式は8月21日、22日に東京ビッグサイトで開催する「アグリフードEXPO東京2019」の初日に行われる。
大賞受賞者は、(有)舟形マッシュルーム(山形県舟形町)の代表取締役、長澤光芳さんと、(株)堀内果実園(奈良県五條市)の代表取締役 、堀内俊孝さん。
マッシュルーム生産の国内シェア約20%の舟形マッシュルームは全て直接販売で、全国の量販店や外食チェーン等に販売。加工商品の製造や直営レストランの開設などの6次産業化への取り組みを通じて地域活性化に貢献している。また、JGAP、JAS認証を取得するほか、自社加工場で「山形県HACCP認証」を取得。さらに、国内マッシュルーム生産者として唯一の「国産きのこ有機認証 リーファース」を取得するなど、顧客の安心・安全ニーズに対応している。
一方、堀内果実園は、100年以上続く果樹農家で、柿を中心に、梅、かりん、ブルーベリー、すももを無化学肥料で栽培し、全国の百貨店や生協に販売している。平成29年には「くだものをたのしむお店」をコンセプトに、サンドイッチなどの飲食スペースと、同社加工品の物販スペースを併設した店舗を開店。地元、奈良県吉野地域と果物の魅力をPRしながら、地域農業を牽引する経営体として期待される。 「アグリフードEXPO輝く経営大賞」は、地域の農業・食品産業の担い手としてふさわしく、国産農産物をテーマとした全国規模の展示商談会「アグリフードEXPO」への出展をきっかけに、優れた経営を実現している経営体を表彰。多くの経営体の目標となる姿を示すことで、地域の農業と食品産業を育成することを目的としている。
受賞者は、全国の日本公庫の支店から候補者が推薦され、社外の有識者で構成する「アグリフードEXPO輝く経営大賞選定委員会」による審議を経て決定される。
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