交付金の申請減る ナラシ・ゲタ・水田直接支払い2019年10月1日
農水省は9月30日、令和元年度の経営所得安定対策等の加入申請状況(速報値)を公表した。収入減少影響緩和交付金(ナラシ対策)の申請件数は8万8000件、畑作物の直接支払い交付金(ゲタ対策)は4万3000件、水田活用の直接支払い交付金は34万2000件だった。申請件数、面積ともに前年産を下回った。
前年産に比べ、ナラシ対策の申請件数は1万3000件の減少。加入申請面積は88万3000haで11万7000ha減った。経営形態別にみると、認定農業者、集落営農、認定新規農業者のいずれも、申請件数、面積ともに前年産を下回っている。ゲタ対策は前年産に比べ1000件の減少。申請面積は49万4000haで、前年度の作付け計画面積と比べ7000ha減った。
水田活用の直接支払い交付金の申請件数は前年度より4万5000件の減。戦略作物の作付け計画面積の合計は42万haで、前年度の作付計画面積に比べ1万4000ha減った。戦略作物の作付計画では麦、大豆、飼料作物のいずれも減少している。
(関連記事)
・ナラシ対策69億円 30年産支払い実績(19.10.01)
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