「ノウフクJAS」第1号の認証事業者に4事業者 農水省公表2019年11月5日
農林水産省は、11月1日、今年3月に制定した「ノウフクJAS」について、11月1日、登録認証機関によって第1号の認証事業者として4事業者が認証されたことを公表した。
ノウフクJASの規格の内容と例示したイメージ図
(農水省食品産業局食品製造課基準認証室資料抜粋)
農福連携(ノウフク)は、障害者に農業で活躍することで、自信や生きがいをもって社会に参画してもらう取り組みであり、担い手不足や高齢化が進む農業分野において、働き手の確保につながるとともに、共生社会の実現にも貢献するものだといえる。
このため、今年3月に、障害者が主体的に携わって生産した農林水産物およびこれらを原材料とした加工食品について、その生産方法および表示の基準を規格化したいわゆる「ノウフクJAS」が制定された。
農水省は、「ノウフクJAS」によって、障害者が携わった食品の信頼性が高まり、人や社会・環境に配慮した消費行動(エシカル消費)を望む購買層に訴求することが可能になるほか、「農福連携」の普及を後押しし、農業・福祉双方の諸課題解決ツールになるとしている。
この「ノウフクJAS」の第1号の認証事業者として、11月1日、次の4事業者が、登録認証機関((一社)日本基金)により認証された。
▽(株)ウィズファーム(長野県) 長野県松川町で、リンゴやリンゴジュースなどの生産加工
▽(株)ひだまり(長野県) 長野県松川町で、リンゴやリンゴジュースなどの生産加工
▽山城就労支援事業所「さんさん山城」(京都府) 京都府田辺市で、お茶やえび芋などの生産加工
▽特定非営利活動法人すまいる(愛知県) 愛知県春日井市で、ナスやオクラなどの生産
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