低栄養(フレイル)予防を考えるサミット開催 日本医師会など2019年11月8日
(公社)日本医師会と(公社)米穀安定供給確保支援機構は、生活習慣病の予防・治療におけるごはんを主食とした日本型食生活の有用性などについて考える、「食育健康サミット」を開催している。
今年度の「食育健康サミット2019」は、「人生100年時代の健康と栄養を考える─フレイル予防対策における日本型食生活の役割」をテーマに、11月28日に東京・文京区の日本医師会館大講堂で開催する。
人生100年時代には、過栄養(メタボ)の改善だけでなく、高齢者の低栄養(フレイル)予防にも考慮した栄養管理が求められる。
日本人の壮年期以降の栄養状態は、メタボとフレイルの二極化が進んでおり、人生100年時代を元気で乗り切るためには、健康長寿の基盤となる心身をつくっておく必要がある。
しかしながら、超高齢社会となった日本は、低栄養障害によるフレイルが問題となり、栄養問題をより複雑にしているという現状にある。
このため、今回のサミットでは、フレイル予防を視点に入れて、個人の状態に合った適正な食事量と栄養バランスを整えることに焦点をあてて議論し、その中でごはんを主食とした日本型食生活の役割を考える。
概要は次のとおり。
▽日時 11月28日(木)13時30分から17時(開場・受付13時)
▽会場 日本医師会 大講堂(東京都文京区本駒込2?28?16)
【プログラム】
13時30分 開会
○座長 中村丁次神奈川県立保健福祉大学学長
13時45分 基調講演
○「健康長寿 鍵は"食"─人生100年時代を元気で乗り切るためのフレイル予防」 飯島勝矢東京大学高齢社会総合研究機構教授
14時45分 講演Ⅰ
○「日本国民の元気は食事から─食事量と栄養バランスを整える」 横手幸太郎千葉大学大学院医学研究院内分泌代謝・血液・老年内科学教授
15時15分 講演Ⅱ
○「現状のエビデンスから見る糖質摂取のあり方─健康長寿を目指して」 勝川史憲慶應義塾大学スポーツ医学研究センター教授・所長
16時 パネルディスカッション 「人生100年時代の健康と栄養を考える─フレイル予防対策における日本型食生活の役割」
〔座長〕中村丁次学長
〔パネリスト〕講演者全員
17時 閉会
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