日本で初めて国際養蚕委員会大会を開催 農水省など2019年11月15日
農林水産省は、農研機構(農業・食品産業技術総合研究機構)および国際養蚕委員会と共催で、11月19日から22日に、日本で初めて第25回国際養蚕委員会大会を開催する。
桑の葉を食べるカイコ(国際養蚕委員会日本大会日本語版サイトから)
国際養蚕委員会は、蚕糸業に関するあらゆる活動の発展および改善を技術的、科学的および経済的な観点の下に奨励、促進するため、1948年に設立された国際機関で、加盟国は現在20カ国。本部はインド(バンガロール市)にある。日本は1953年から加盟している。
国際養蚕委員会大会は3年に1回開催され、各国の研究者や学者が、カイコ、野蚕、クワ、繰糸や製織、シルクの非繊維利用、流通や経済など多岐にわたる養蚕やシルクに関する最新の研究を発表して情報交換をする貴重な機会として国際養蚕委員会が開催している。
今回、第25回目になる大会が日本で初めて開催される。
農水省は、農研機構とともに第25回国際養蚕委員会大会を運営する。
大会はつくば国際会議場(茨城県つくば市)で次のとおり開催される。なお、大会で使用する言語は研究発表などでは英語が使用される。
▽11月19日(火)9時30分?11時
○開会式 農水省、農研機構、国際養蚕委員会が主催者あいさつ
○表彰式 蚕糸業界全体または蚕糸科学分野で主な功績があった者が表彰される。今年は日本から次の3名が受賞
(ルイ・パスツール賞)農研機構 門野敬子氏
(蚕糸科学優秀賞)
農研機構 飯塚哲也氏
農研機構 寺本英敏氏
○基調講演 帝京大学教授 関水和久氏が「Use of silkworms as an experimental animal for evaluation of food and medicine」と題して基調講演
▽11月19日(火)11時?17時30分 研究発表・展示※
▽11月20日(水)9時?17時30分 研究発表・展示※
▽11月21日(木)9時?17時 研究発表・展示※
(※)研究発表では、国内外から集まった研究者によるシルクに関する研究成果の発表が行われる。展示は、国内外の16の企業・団体によるシルクに関する最新の研究成果や伝統的なシルク製品、養蚕技術などに関する展示が行われる。
▽11月22日(金) 現地視察(群馬県)
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