有機食品をほとんど毎日食べる人は5.9% 農水省統計2019年11月21日
農林水産省は、11月19日、「有機食品等の消費状況に関する意向調査」の結果を公表した。
この調査は、「令和元年度食料・農林水産業・農山漁村に関する意向調査」として同省が実施したもの。過去1年間に有機食品(オーガニック食品)を飲食した全国の20歳以上の人を対象として、今年の8月下旬から9月上旬にかけて、民間事業者が登録モニターを対象に、Web調査により実施した。有機食品などのニーズなどに対する意識・意向などに関して、1099人から回答を得た。
この調査での「オーガニック食品」とは、商品名に「オーガニック」や「有機」と称する農畜水産物や加工品であり、有機JASマークや海外のオーガニック認証(ユーロリーフ、USDAオーガニックなど)マークが添付されているものを示している。
調査結果の概要は次のとおり。
◆オーガニック食品の飲食頻度
【オーガニック食品の飲食頻度】
日頃、オーガニック食品を飲食している頻度は、「月に1回未満」と回答した割合が34.0%と最も高く、次いで「月に2?3回程度」(18.4%)、「週に1回程度」(16.7%)の順だった。
これを年齢階層別に見ると、すべての年齢階層で「月に1回未満」と回答した割合が最も高くなっている。なお、比較的高頻度で飲食する者(「ほとんど毎日」と「週に2?3回程度」の合計)の割合を見ると、▽全体18.0%▽20?29歳11.4%▽30?39歳16.4%▽40?49歳19.8%▽50?59歳14.5▽60歳以上21.0%となっている。「40?49歳」と「60歳以上」が2割前後となっている。
【年齢階層別のオーガニック食品の飲食頻度】
◆オーガニック食品を初めて飲食したきっかけ
オーガニック食品を初めて飲食したきっかけは、「自分や家族が病気にならないため」と回答した割合が22.6%と最も高い。「広告やメニュー等を見て興味をもったため」が20.3%、「家族が購入したため」が15.7%となっている。
このうち「自分や家族が病気にならないため」と回答した人について、「オーガニック食品の飲食頻度別」を見ると、▽ほとんど毎日41.5%▽週に2?3回程度33.8%▽週に1回程度26.2%▽月に2?3回程度29.7%▽月に1回程度20.4%▽月に1回未満10.4%、となっており、他の理由を選択した人に比べ極めてに高い頻度で飲食している人の割合が高い。
【オーガニック食品を初めて飲食したきっかけ】
重要な記事
最新の記事
-
【人事異動】JA全農(2025年1月1日付)2024年11月21日
-
【地域を診る】調査なくして政策なし 統計数字の落とし穴 京都橘大学教授 岡田知弘氏2024年11月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】国家戦略の欠如2024年11月21日
-
加藤一二三さんの詰め将棋連載がギネス世界記録に認定 『家の光』に65年62日掲載2024年11月21日
-
地域の活性化で「酪農危機」突破を 全農酪農経営体験発表会2024年11月21日
-
全農いわて 24年産米仮渡金(JA概算金)、追加支払い2000円 「販売環境好転、生産者に還元」2024年11月21日
-
鳥インフル ポーランドからの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2024年11月21日
-
鳥インフル カナダからの生きた家きん、家きん肉等の輸入を一時停止 農水省2024年11月21日
-
JAあつぎとJAいちかわが連携協定 都市近郊農協同士 特産物販売や人的交流でタッグ2024年11月21日
-
どぶろくから酒、ビールへ【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第317回2024年11月21日
-
JA三井ストラテジックパートナーズが営業開始 パートナー戦略を加速 JA三井リース2024年11月21日
-
【役員人事】協友アグリ(1月29日付)2024年11月21日
-
畜産から生まれる電気 発電所からリアルタイム配信 パルシステム東京2024年11月21日
-
積寒地でもスニーカーの歩きやすさ 防寒ブーツ「モントレ MB-799」発売 アキレス2024年11月21日
-
滋賀県「女性農業者学びのミニ講座」刈払機の使い方とメンテナンスを伝授 農機具王2024年11月21日
-
オーガニック日本茶を増やす「Ochanowa」有機JAS認証を取得 マイファーム2024年11月21日
-
11月29日「いい肉を当てよう 近江牛ガチャ」初開催 ここ滋賀2024年11月21日
-
「紅まどんな」解禁 愛媛県産かんきつ3品種「紅コレクション」各地でコラボ開始2024年11月21日
-
ベトナム南部における販売協力 トーモク2024年11月21日
-
有機EL発光材料の量産体制構築へ Kyuluxと資本業務提携契約を締結 日本曹達2024年11月21日