もったいない大賞募集案内

　同機構は、食品産業の持続可能な発展に向け、地球温暖化・省エネルギー対策の一環でもある「省エネルギー・ＣＯ２削減」「廃棄物の削減・再生利用」「教育・普及（消費者に最も身近な食品を通じてこれらの啓発を促す）」などの観点から、顕著な実績を挙げている食品関連事業者ならびに食品産業によるこうした取り組みを促進・支援している企業、団体および個人を表彰する。この表彰は、農水省が協賛している。

　今回の受賞者と概要は次のとおり。

◆農林水産大臣賞（１点）
▽石川県立翠星（すいせい）高等学校
　農業の未来を変える「廃棄果皮０（ゼロ）システム」の構築と普及

○受賞概要
　果汁搾汁後のゆずの果皮を用いたピール煮を開発するとともに、地元食品企業とも連携して、これを用いた和洋菓子などを開発・販売し、廃棄物を原料として無駄なく活用する「廃棄果皮０（ゼロ）システム」を構築した。また、果皮を活用して６次産業化に取り組みたい生産者に対する技術指導にも取り組んでいる。

◆農林水産省食品産業局長賞（3点）

▽ウム・ヴェルト（株）、農業法人アグリファーム（株）、フロイデ（株）
　食品リサイクルをコア事業とした地方創生計画実行中

▽コープデリ連合会
　「みらいにつなぐもったいない」フードチェーン全体でもったいないアクション！

▽キューピー（株）、キューピータマゴ（株）
　未利用資源としての卵殻および卵殻膜の価値探求と食と健康への貢献

◆食品産業もったいない大賞審査委員会委員長賞（5点）

▽（株）ダイエー
　?お客さまとともに?食品ロス削減に向けたフードドライブ活動

▽（株）クラダシ
　SDGsの重要課題食品ロス削減に向けて?日本初・最大級の社会貢献型ショッピングサイトKURADASHI.JPがサステイナブルな社会を創る?

▽（株）紀州ほそ川
　畜産物のブランド化をもたらした未利用資源「梅酢」の活用

▽（株）ケンジャミン・フランクリン
　中山間地域と市街地を移動販売者が結ぶフードバンク活動

▽熊本県立熊本農業高校
　食品廃棄物の利用価値を発信する活動

　なお、表彰式および受賞者による事例発表会は次のとおり行われる。
▽日時　令和2年2月6日（木）
▽表彰式　13時?13時40分
▽会場　千代田区立内幸町ホール（東京都千代田区内幸町1丁目5?1）