春先の農業用水不足も懸念 暖冬で降雪量少なく-向こう3か月予報 気象庁2019年12月26日
気象庁は12月25日、向こう3か月(令和2年1月~3月)の天候見通しを発表した。寒気の南下が弱く冬型の冬型の気圧配置が長続きしないため、向こう3か月の気温は北日本では平年並みか高く、東・西日本と沖縄・奄美では高い見通しとなっている。日本海側の降雪量は少ない見込みで気象庁は「春先の農業用水不足が懸念される」と話している。
平均気温は北日本では平年並みか高い見込み。東日本と西日本、沖縄・奄美では高い見込み。
降水量は北日本はほぼ平年並み。東日本の日本海側は平年並みか少ない見込みで太平洋側はほぼ平年並み。西日本と沖縄・奄美はほぼ平年並みの見込み。
降雪量は日本海側で北日本では平年並みか、少ない見込みだが、東日本と西日本では少ない見込みとなっている。現在でもスキー場での雪不足などが深刻になっているが、気象庁は「春の雪どけ水が少なくなることによる農業用水不足も懸念される」と話す。
予想される地球全体の気候は、温暖化の影響で地球全体で大気の温度が高く、日本上空の偏西風は平年より北を流れるため全国的に寒気の南下が弱そうだという。アリューシャン低気圧は日本の東海上で弱く、冬型の気圧配置は長続きしない見込みとなっている。
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