先物価格下落 米の試験上場2019年12月27日
農林水産省は12月26日、米先物取引の試験上場にかんするシーズンレポート(令和元年12月)を公表した。レポート期間の令和元年9月から同11月における玄米60kg当たりの米の先物取引(期先限月)は「東京コメ」「新潟コシ」「「秋田こまち」のいずれも下落した。
このレポートは米先物取引の試験上場について、価格および取引量の動向、取引参加者の状況などの情報を収集・分析し3か月ごとに公表する。それによると今年9月~11月の取引は、「東京コメ」が60kg1万3690円から40円下落して1万3650円、「新潟コシ」が同じく1万6990円から690円下落の1万6300円、「秋田こまり」が同1万4550円から230円下落して1万4320円になった。
期間中の取引量は(1日平均の出来高)は、9月が1358枚、10月が928枚、11月が1129枚だった。
米の試験上場は、平成23年に東京穀物商品取引所および関西商品取引所ではじまり、大阪堂島商品取引所が何度か本上場を試みたが、本上場の条件を充たす量が集まらず、試験上場の2年間延長を繰り返している。
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