東南アジア技能実習生の実態調査踏まえフォーラム JICA2020年1月15日
国際協力機構(JICA)は、技能実習生の多いASEAN6カ国(インドネシア、フィリピン、べトナム、カンボジア、ラオス、ミャンマー)で初めて、送出側で総括的な調査を行った。この結果を踏まえて16日、「外国人材の受け入れ×ODA」を考えるフォーラムを東京・麹町の同機構本部で開催する。
技能実習生を送り出す途上国と、技能実習生を受け入れる日本の地域の間には信頼関係の構築と強化を通じた双方の持続的発展モデルが必要とされる。調査はこうした現状を把握するため、2019年9月から帰国した技能実習生への聞き取りを行った。
調査の結果によると、総じて海外への労働人材創出に積極的ではあるが、各分野のライン省庁や関連機関との連携に問題があることがわかった。また、途上国からの労働人材創出が買い手市場から売り手市場に移りつつあり、送出先国として韓国や台湾など労働力が不足する競合国への労働人材送出が増えているという。
このほか、来日前の日本語教育の質にバラつきがあったり、帰国した実習生へのケアが十分でないため就業や就職につながりにくなどの声も挙がった。
今回のフォーラムでは、調査の中間発表と送出側から見た課題を解決するために必要なアクションやJICAへの期待などをパネラーが提言する。
<フォーラム概要>
▽日時:1月16日13時30分~16時(受付13時)
▽場所:国際協力機構本部(麹町)会議室228・229
▽プログラム:
・外国人材の各国制度をとりまく状況と課題 中間報告
・外国人材に資する日本のODA
・質疑応答
・パネルディスカッション
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(130)-改正食料・農業・農村基本法(16)-2025年2月22日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(47)【防除学習帖】第286回2025年2月22日
-
農薬の正しい使い方(20)【今さら聞けない営農情報】第286回2025年2月22日
-
全76レシピ『JA全農さんと考えた 地味弁』宝島社から25日発売2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付)2025年2月21日
-
農林中金 新理事長に北林氏 4月1日新体制2025年2月21日
-
大分いちご果実品評会・即売会開催 大分県いちご販売強化対策協議会2025年2月21日
-
大分県内の大型量販店で「甘太くんロードショー」開催 JAおおいた2025年2月21日
-
JAいわて平泉産「いちごフェア」を開催 みのるダイニング2025年2月21日
-
JA新いわて産「寒じめほうれんそう」予約受付中 JAタウン「いわて純情セレクト」2025年2月21日
-
「あきたフレッシュ大使」募集中! あきた園芸戦略対策協議会2025年2月21日
-
「eat AKITA プロジェクト」キックオフイベントを開催 JA全農あきた2025年2月21日
-
【人事異動】農林中央金庫(4月1日付、6月26日付)2025年2月21日
-
農業の構造改革に貢献できる組織に 江藤農相が農中に期待2025年2月21日
-
米の過去最高値 目詰まりの証左 米自体は間違いなくある 江藤農相2025年2月21日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】有明海漁業の危機~既存漁家の排除ありき2025年2月21日
-
村・町に続く中小都市そして大都市の過疎(?)化【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第329回2025年2月21日
-
(423)訪日外国人の行動とコメ【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年2月21日
-
【次期酪肉近論議】畜産部会、飼料自給へ 課題噴出戸数減で経営安定対策も不十分2025年2月21日
-
「消えた米21万トン」どこに フリマへの出品も物議 備蓄米放出で米価は2025年2月21日