遺伝子組換え農作物 審査結果について意見募集 農水省2020年2月27日
農林水産省は、遺伝子組み換え農作物の一般使用に関する承認申請(ナタネ2件、ワタ/ピマワタ1件、トウモロコシ1件、ダイズ1件)を受けて実施した、生物多様性影響評価の審査報告書をふまえ、国民からの意見・情報を募集するパブリックコメントを、3月25日まで実施している。
遺伝子組み換え農作物は、食品としての安全性、飼料としての安全性、栽培等を行う場合の環境(生物多様性)への影響に関し、それぞれ法律に基づき科学的に評価を行っている。
遺伝子組み換え農作物の栽培等に当たっては、国内の野生動植物に影響を与えないよう、「遺伝子組換え生物等の使用等の規制による生物の多様性の確保に関する法律」(カルタヘナ法)に基づき評価され、野外での栽培などにあたる「第一種使用等」に該当する場合は、農林水産省と環境省に申請し、承認を受ける必要がある。
今回、第一種使用規程の承認を受けるための申請があった作物は、セイヨウナタネ(BASFジャパン、バイエルクロップサイエンス)、ワタ/ピマワタ(バイエルクロップサイエンス)、トウモロコシ(デュポン・プロダクション・アグリサイエンス)、ダイズ(ダウ・アグロサイエンス日本)の4作物。同省でカルタヘナ法と標準手順書等に基づき、生物多様性影響評価を行い、学識経験者からは「生物多様性への影響がある可能性はない」との意見を得た。
こうした経緯をふまえ同省では、遺伝子組み換え農作物の第一種使用規程の承認の審査に関してまとめた審査報告書を公開し、広く国民からの意見を募集している。
・「遺伝子組換え農作物の第一種使用等に関する審査結果についての意見・情報の募集」について<意見募集概要>
提出期限:3月25日(郵送も締切日必着)
提出方法:
・インターネット
電子政府の総合窓口(e-Gov)の「意見提出フォームへ」より送信
「遺伝子組換え農作物の第一種使用等に関する審査結果についての意見・情報の募集」について<意見募集概要>
・郵便
宛先 〒100-8950 東京都千代田区霞が関1-2-1 農林水産省 消費・安全局 農産安全管理課 組換え体企画班 中田 宛て
・ファクシミリ
(FAX)03-3580-8592
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