「みどりの学術賞」 中瀬勳氏と福田裕穗氏が受賞 農水省ほか2020年3月18日
農林水産省、内閣府、文部科学省、国土交通省、環境省は、令和2年(第14回)3月16日「みどりの学術賞」の受賞者が決定したと発表した。
「みどりの学術賞」は「みどり」についての国民の造詣を深めるために、国内における植物、森林、緑地、造園、自然保護などに係る研究、技術の開発その他の「みどり」に関する学術上の顕著な功績のあった個人に内閣総理大臣が授与するもの(平成18年8月8日閣議決定)。
受賞者は、「みどり」に関する学術に深い見識を有する者で構成される「みどりの学術賞選考委員会」での審議を経て、決定される。
第14回となる今回は、次の2人に対して、授与することが決まった。なお、賞の授与の機会については、後日公表される。
◆中瀬勳(なかせ いさお)
兵庫県立人と自然の博物館館長、兵庫県立淡路景観園芸学校学長、兵庫県立大学名誉教授
▽功績概要
「災害復興や多自然居住地域創生のためのみどりを通じたコミュニティ形成に関わる理論の構築とその実践」に関する功績
○みどりの保全整備やまちづくりへの多様な主体の参画に関する理論について、日本の社会に適した理論と手法に再構築を行うとともに、特に阪神・淡路大震災からの復旧・復興の過程において、地域の造園・都市計画に関わる学術調査や具体的な支援活動の中心的役割を担い、住民主体のまちづくりを進め、みどりを通じたコミュニティ形成を基礎とした官民協働型の復興の先駆者としての役割を果たした。また、多自然居住の推進による地方創生に関し、様々な学術的知見により利害関係者の理解を促す取り組みを進め、様々な地域の計画や施設運営の中心的役割を担った。これらの理論構築の実践により、みどりを通じたコミュニティ形成とその普及に大きく貢献した。
◆福田裕穗(ふくだ ひろお)
東京大学理事・副学長、東京大学名誉教授
▽功績概要
「植物の木質形成機構の解明とバイオマス利用基盤の構築」に関する功績
○陸域のバイオマスの大部分が植物の維管束組織に由来し、その有効利用の観点から維管束組織の形成やその制御の理解が不可欠である。そのため、植物の組織構築のモデルとして木質形成の中心的な過程である維管束形成機構の解析を分子レベルで進め、道管形成を活性化する転写因子を発見するとともに、道管細胞の結合に働く糖タンパク質や道管形成を制御する低分子ペプチドなどを発見し、そのシグナル伝達系の解明などを成し遂げ、木質形成の分子機構の全容を明らかにした。これらの成果は、植物の持続的な成長機構の解明のみならず、環境問題やエネルギー問題の解決につながる植物バイオマスの質的・量的改良と利用に関する研究基盤を築き、産業応用に展望を開いた。
※中瀬勳 氏の「瀬」の字は本来異体字です。
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