宿泊料は労働力 新たな農泊プランを提案 やまがたさくらんぼファーム2020年3月18日
山形県内で最大級の広さを誇る王将果樹園を運営する「やまがたさくらんぼファーム」(山形県天童市)は、農業体験をした時間を宿泊料に充てる新たな農泊プラン「体“換”農泊」の参加者を、4月1日から募集する。
さくらんぼ収穫作業
農泊は、農山漁村で日本ならではの伝統的な生活体験と農村地域の人々との交流を楽しみ、多様な宿泊手段により旅行者にその土地の魅力を味わってもらう「農山漁村滞在型旅行」。近年、田舎暮らしを体験したいという需要が増える中、やまがたさくらんぼファームでは、これまで付近のビジネスホテルに宿泊して行う農業支援ツアーを受け入れてきた。
山形名物の芋煮会で農業体験者と交流
その中で、参加者のニーズが「より地域に深く関わること」「第二の故郷のような"繋がり"を感じること」にあることがわかり、「体"換"農泊」を企画した。農園の隣に宿泊し、田舎暮らしを体感してもらいながら、さくらんぼの収穫期である5月、6月の労働力を確保する。
研修棟「やまさくハウス」
参加者は、さくらんぼやラ・フランスなど果物の収穫体験や、果樹園の管理作業、果物の箱詰め、出荷作業などを体験し、宿泊は、離農した農家の自宅を転用した4LDKの研修棟「やまさくハウス」を利用。やまがたさくらんぼファームでの農業体験は、労働力として参加者の宿泊料に充当される。
問い合わせは、やまがたさくらんぼファーム(電話)023-657-3211。
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