【新型コロナ対策】一次産業守ることは国民の生活守ること-江藤農相2020年4月8日
江藤農相は4月7日の会見で5448億円を確保する新型コロナ対策のため農林水産関係補正予算について「一次産業を守ることは日本の国民の生活基盤を守ること」、「国民のみなさんにご理解いただき、経済対策を受け止めていただきたい」と述べた。
車がまったく途切れる時もあるオフィス街(東京・大手町で)
補正予算案では、需要が減退している農林水産物の販売促進や、需要喚起と農業経営の継続支援などが柱。
予算案について江藤農相は「農家を守りたい、水産業者を守りたい、林業者を守りたいということはもちろんだが、それだけではない。一次産業を守るということは日本の国民の生活の基盤を守るということ」と強調し、「37%という低い食料自給率の日本が、これ以上、国内の生産基盤を失うようなことがあれば、国民のみなさまに大変な不都合を来たすおそれがあると危惧している」と述べた。
消費者に向けては、食料の供給に使命感を持って取り組んでいるとして「農家の方々はがんばっていることを分かっていただきたい」と話した。
また、食料については米の100万tの国家備蓄や麦の100万t近い在庫、大豆なども在庫があるとして「緊急事態宣言が出たからといって消費者の方々が食に困るようなことはない」として生産、流通など協力をしており「過度な不安を持たれないようお願いしたい」と話した。
普段は人であふれる東京駅も閑散(JR東京駅北口で)
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