食料の貿易制限は不可-WTO有志加盟国が共同声明2020年4月24日
WTO(世界貿易機関)加盟の有志23か国・地域は4月22日、新型コロナウイルス感染症のパンデミックにともない一部の国で食料の輸出規制を実施していることについて、貿易制限措置をとらないよう各国に呼びかける共同声明を発出した。
日本も食料純輸入国の立場から共同提案国として参加した。
声明では新型コロナウイルス感染症について、加盟国は「市民の健康と安全を確保することに今まさに集中して尽力すべきである」と強調し、パンデミックの危機を乗り越えるには、さまざまな分野で国際協力が必要で「農産物・食品の貿易に悪影響を及ぼさないことが極めて重要」と訴え、食料安全保障のため農産物、資材の流通を確保することが重要で、農産物への輸出規制は不可で、不当な貿易障壁も回避すべきと呼びかけている。
そのほか貿易措置をとる場合のWTOへの迅速な通知と加盟国による検証の機会を設けること、農産物のサプライチェーンに関する最新情報の提供や国際機関による影響分析なども重要だとしている。
共同声明に参加した23か国・地域は世界の農産物・食品の輸出の63%、輸入の55%を占める。参加国は以下のとおり。オーストラリア、ブラジル、カナダ、チリ、コロンビア、コスタリカ、EU、香港(中国)、日本、韓国、マラウイ、メキシコ、ニュージーランド、パラグアイ、ペルー、カタール、シンガポール、スイス、台湾、ウクライナ、英国、米国、ウルグアイ。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 高知県2024年7月16日
-
【注意報】イネカメムシ 県内全域で多発のおそれ 鳥取県2024年7月16日
-
30年目を迎えたパルシステムの予約登録米【熊野孝文・米マーケット情報】2024年7月16日
-
JA全農、ジェトロ、JFOODOが連携協定 日本産農畜産物の輸出拡大を推進2024年7月16日
-
「雨にも負けず塩にも負けず」環境変動に強いイネを開発 島根大学・赤間一仁教授インタビュー2024年7月16日
-
藤原紀香がMC 新番組「紀香とゆる飲み」YouTubeで配信開始 JAタウン2024年7月16日
-
身の回りの国産大豆商品に注目「国産大豆商品発見コンクール」開催 JA全農2024年7月16日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」鹿児島県で黒酢料理を堪能 JAタウン2024年7月16日
-
【役員人事】ジェイエイフーズおおいた(6月25日付)2024年7月16日
-
【人事異動】ジェイエイフーズおおいた(4月1日付)2024年7月16日
-
日清食品とJA全農「サプライチェーンイノベーション大賞」で優秀賞2024年7月16日
-
自然派Style ミルクの味わいがひろがる「にくきゅうアイスバー」新登場 コープ自然派2024年7月16日
-
熊本県にコメリパワー「山鹿店」28日に新規開店2024年7月16日
-
「いわて農業未来プロジェクト」岩手県産ブランドキャベツ「いわて春みどり」を支援開始2024年7月16日
-
北海道で農業×アルバイト×観光「農WORK(ノウワク)トリップ」開設2024年7月16日
-
水田用除草ロボット「SV01-2025」受注開始 ソルトフラッツ2024年7月16日
-
元気な地域づくりを目指す団体を資金面で応援 助成総額400万円 パルシステム神奈川2024年7月16日
-
環境と未来を学べる体験型イベント 小平と池袋で開催 生活クラブ2024年7月16日
-
ポーランドからの家きん肉等の一時輸入停止を解除 農水省2024年7月16日
-
JAタウンのショップ「ホクレン」北海道産メロンが当たる「野菜BOX」発売2024年7月16日