キユーピー、地球と宇宙に共通の「食」の課題解決へ SPACE FOODSPHEREプログラムに参画2020年4月28日
キユーピー(株)(東京都渋谷区)は、今年4月に発足した、(一社)SPACE FOODSPHEREが推進する「SPACE FOODSPHEREプログラム」に参画し、地球と宇宙に共通する「食」の課題解決に取り組むと公表した。
災害やパンデミックが引き起こす閉鎖隔離環境は、宇宙環境にも通じる共通の課題があることから同社は、食と環境に関する最先端企業が集まる異業種プラットフォームで、自社の技術を磨きながら他社との共創を図り、未来の食生活や、食と健康、環境問題へ貢献していく。
SPACE FOODSPHEREは、同社が参画した「Space Food Xプログラム」の主要メンバーが発足メンバーとなり、リアルテックホールディングスや宇宙航空研究開発機構(JAXA)らが設立。 同プログラムでは、地球と宇宙における「食」の共通課題(図1)を解決するために、「完全資源循環型かつ超高効率な食料供給システム」と「閉鎖空間のQOLを飛躍的に高める食のソリューション」の2大テーマについて、解決策を生み出し、地球と宇宙双方で社会実装の推進をめざしている。
(図1)地球と宇宙の食の共通課題
また、キユーピーは今後、図2で示した「究極の食のソリューション例」(月面基地を想定)のうち、閉鎖環境下における「04:日常の食卓ソリューション」「05:特別な日の食体験ソリューション」と、極小空間における「06:単独の食事ソリューション」の3つのソリューションに主に関わる予定。
栄養バランスのよい健康的な食生活には、良質なタンパク質とビタミン、食物繊維の摂取が欠かせないことから、同社は、サラダとタマゴを中心とした食生活提案や研究を進めている。ほかにも良質なタンパク質は、どう加工すれば摂取しやすいか、健康にどのようなよい影響を及ぼすかなど、同社がこれまで続けてきた研究をさらに発展させ、長期にわたる閉鎖環境において、"心身に良い影響を与える食生活のあり方"を検討していく。
(図2)究極の食のソリューション例
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