【社告:農協協会は創立90周年を迎えます】-想いを繋げて90年 持続可能な社会を目指して!2020年5月7日
農協協会は、今年で90周年を迎えます。
本会は創業者・田中豊稔が昭和4(1929)年、当時、世界恐慌下で困窮にあえいでいた農村に心を痛め、農村の経済更生運動に身を投じて『経済更生新聞』を発刊したことに始まります。
その後、紆余曲折を重ねながらも、田中の初志を蜘蛛の細い糸のように繋いで今日に至りました。周知のように、日本の食料自給率は現在、史上最低の37%まで落ち込み、食料の6割以上を海外に依存しております。加えて、相次ぐ自然災害が農業・農村に甚大な被害をもたらしており、食料の安定供給とその基盤となる農村地域の持続可能性に大きな不安が広がっております。
一方、国連では加盟する193か国が平成27(2015)年に「持続可能な開発目標」(SDGs)を採択。地球環境を守りながら、豊かな暮らしを営むことのできる経済と社会を実現しようと、飢餓・貧困・気象変動などに関する17項目の目標を掲げ、令和12(2030)年の達成を目指してスタートしました。その運動の輪が、国内においても少しずつ広がっております。
今後も本会はそうした時代の潮流を見極め、90周年を機にホームページJAcom・農業協同組合新聞を通じて広くJAグループの内外に発信し、持続可能な社会の実現に向けた運動の火種になるべく事業を展開してまいります。引き続きご支援のほどよろしくお願い申し上げます。
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