輸出規制実施 15か国に-農水省2020年5月11日
農林水産省は新型コロナウイルス感染が世界的に拡大しているなか、穀物などの貿易状況についてとりまとめた。
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新型コロナウイルス感染の拡大にともなって一部の国では農産物・食品の輸出規制を行っている。4月20日時点では13か国が輸出規制を実施していたが、農林水産省によると5月1日現在で15か国が実施している。
ロシアは6月30日まで小麦、ライ麦、トウモロコシなどに輸出枠を設定している。ウクライナも小麦に輸出枠を設定しているほか、ソバの実は7月1日まで輸出禁止としている。
アフリカではエジプト、アルジェリア、北マケドニア、アジアではカンボジア、タイ、南米ではエルサルバドル、ホンジュラスが輸出禁止措置を実施している。エルサルバドル、ホンジュラスは乾燥豆、アルジェリアは食料品の輸出禁止をしているが2019年でこれらの国からの輸入実績はない。 なお、ベトナムは米に輸出枠を設定していたが、4月30日に撤廃した。
そのほか、ミャンマー、パキスタン、南アフリカ、スーダン、シリア、タジキスタンで輸出規制を実施しているとの情報があることから農水省が確認している。
また、インドは輸出規制を実施していないが、ロックダウンにより輸出が停滞している。
G20の農相は4月21日に臨時会合を開き農産物の生産と流通の流れを遮断しないよう各国が協調して対応することや、不必要な輸出入規制は行わないことなどを盛り込んだ声明を採択している。
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